第十七話 予選2
一線その一言に尽きる一撃だった。その一振りで、半分以上の闘技場にいたプレイヤーたちが死亡した。
「な、なんなんですかあれ!?意味わかんない!ねえ一応聞いておきますが、『黒王』さんでしたらあれに対応できるんですか?できるんだとしたらどう言った方法でやるんですか!?」
「そう、ですね。正直言って少々予想外もいいところなんですよね。結論から言いましょう。まず勝てます。だけどあんまり戦いたくはない相手ですね。」
「その心は?」
「僕の構築は基本的に、僕一人で完結するように構築しています。ですがあの人はそれをことごとく無効化してくるでしょう。圧倒的なまでの火力で。火力という点では、僕もいくつか手札は持っていますが如何せん一長一短といったところ。ですが彼の能力は、一線で闘技場内のプレイヤーたちを半分以上死亡させるほどの長射程を誇ります。それは少々面倒なんですよ。」
「はへーなるほどなるほど。戦えば勝てはするけど被害がデカすぎるから戦いたくない。たとえんなら昔のS連とA国みたいな関係性だっていうわけっすか。」
その言葉に僕は沈黙を持って答える。
だが、流石に彼らもまた一角のプレイヤーこの程度で戦意を喪失するほどやわでは無い。
「舐めるなよ!騎士団長志望!」
「お前の名前、死亡と間違えやすいんだよ!」
「うるせえ!こっちだってこんな二つ名にすきでなったわけじゃないわい!」
彼はそう叫びながら、忍者ムーブをしている人へと向かって攻撃を仕掛けた。だが、
「忍法・変わり身の術!」
「何!?」
彼が手を合わせると、騎士団長の背後にいた男と位置が入れ替わった。
「騎士団長志望覚悟!」
「舐めるな!陽光盾」
忍者ムーブをしている人が、クナイで彼の背中を狙おうとしたその刹那騎士団長志望は、振り返り盾の形状へと変形したつるぎでその一撃を防いだ。
「クソッタレ!だが、まあいい!お前の『変世機』のTIPEはわかった!本戦が楽しみだ!」
そう言い終えると、彼は近くにいたプレイヤーをクナイで斬り殺して100人いたプレイヤーの人数は30人となり規定のラインを超えたためバトルロイヤルが終了した。
「いやーすごかった戦いでしたね。正直いって、何が何やらよくわからない状態でしたが……」
「ええ、そうですね。たしかに。ですが少々難しいですね。騎士団長志望さんの『変世機』のTIPEそれがわかってしまうと少々対策も取りやすくなる。あの場はできる限り能力を使わないでいるのが良かったでしょうけどね・・・」
「やっぱり、『変世機』のタイプって重要なんですか?」
「ええ、やはりタイプは正直いって特殊でもありますからね。どういった能力なのかなどと行ったことも予測できるでしょうから。」
「はへーところで、忍者ムーブの方の能力はなんなんでしょうね?」
「さあ、それはなんとも。僕からはいうことができませんよ?彼のビルドなどといったことも関わってきているでしょうからね。」
「あ、分かっているんですね?」
その問いに僕は無言で答えた。




