閑話 運営咽び泣く
トンチキ回です
「もうヤダァーーーーーーーーーー!!!!!!!」
ここは、いつもの運営専用空間。いつも通りロムルス担当は叫んでいた。
「どうしたー?コードR担当、またあいつが何かやらかしたか?それともあれか?クラムボンにまた巨人たちが侵略したかー?」
「んなわけねえんだよ!今の問題はモーガン・ル・フェイですよこんちくしょうめ!何だって新しくバケモンみたいな性能した魔術作りやがるってんだ!しかももうすぐ『魔術大帝』につく条件達成しちまうしよ!」
「あー、一応聞いておくがモーガン・ル・フェイはなにしでかしたんだ?」
「なんか、歩む場所を自らの『世界』としてそれに触れている限り魔力は尽きることなく回復しまくりそして果てにはその『世界』は儀式魔術用の祭壇の役割も果たすというぶっ壊れ性能っすよ!!!!!!!」
『ハァ!?』
その叫び声に思わず、空間内にいるすべての運営たちが叫び出す。
「おい、まじかよ!?儀式魔術ってあれだろ?ある程度の生贄と莫大な魔力を必要とする代わりに、城すらも消し飛ばすクラスの馬鹿火力を持ってるあの儀式魔術か!?」
「そうっすよこんちくしょう!こんなもん、使わせてたまるかってんだ!しかも、よりにもよってレベリング用に作ったダンジョンを土地ごと消しとばすなんて!非常識極まりないんですよ!せめてダンジョンなんだから正攻法で攻め落とさんかい!!」
「そ、それは何というか…御愁傷様?」
「慰める暇があんなら、チームリーダーは仕事してください!それと、あのドラゴンくんはどうなってんですか!?」
「お、おう『絶対皇龍』ならもうすぐ目覚めるぞ…まあ、クラムボン消し飛ばそうとしてるみたいなだけどな!」
その言葉に再度一同は静まり返る。そして、数秒が経過した後ようやく一人が口を開く。
「まずいじゃないですか!」
「プレイヤーたちから批判が殺到しますよ!?あそこには大量のプレイヤーが住んでるのに!」
「そもそもの話、現在のプレイヤーたちの実力じゃ全員がレイドしたとしてようやく撃退できる可能性が出てくるってレベルなんですよね!?管理者特権で、どうにかしてくださいよ!」
「いや…それが『生物担当AI』に『生物の自由意志を尊重させてあげてください!』って言われて…それでも強行しようとしたらビンタくらって出禁になった。」
「てことは…」
「うん!操作できません!」
チームリーダーの、その無責任とも取れる発言に再度一同は息をそろえてこう叫んだ。
『まずいじゃないですか!!!』
今日も、運営たちは戦い続ける。頑張れ、運営!負けるな運営!5徹めで過労死しかけてるけど!
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