カマソッソが倒せない
無限にコンティニューすれば倒せるだろうけどさ〜
復活なしで倒すっていう挑戦をしたくてさ〜
え、なんの話かだって?
インプットの話だよ!
ものすごく面白いノベルゲームの最新ストーリーの文章を吸収しようと思って毎日頑張って……
……ノベルゲームにバトルはないって?
大丈夫、あれはノベルゲームだから。お勉強です。
ちょっとほったらかしてる連載小説とか関係なくちょっと書こうと、久々の更新だー!
いや次の一文字がまだ決まらないというか、なんとなくぼんやり寝そうで寝ないという時間の無駄遣いをしているとか、そんなこんなで連載小説はちょっと止まっているってだけであってだね。エタってないよ。本当だぞ。
多分、次の更新の時の標題は「ORTが倒せない」だと思う。エアーマンの次はウッドマンが立ちはだかるんだから仕方がないのだ!!
え、はよ書けって? よしきた。今日の本題だ!
ちょっと惜しい夢を見たんだ。何日か前の夢の割には結構覚えているので、どこかで語りたかったのだ。
舞台は、まさに天空の城ラピュタって感じの大きくて空に浮かぶ、廃墟になってるけどかつてはすごく繁栄したんだろうなっていうのが見て取れるお城だった。
その夢の中には「私自身」らしき人物(ただし、「なんとなくあれは私なんじゃないかな」と直感しただけで、顔も性別も全く見えなかった)がいて、城をどんどん駆け上がっていくのだ。その様子を、夢を見ている私はちょっと離れたところから眺めている。
だがその城を上っていくのは「私」だけではなかった。
夢の最初は地に着いていたお城が、空へ空へと静かに浮かんでいく間に、
「この城は私のものだ!」
「いいやお前なんかの物じゃない!」
などと争っている二組の勢力も、城のほぼ最上階の王座を目指して戦いながら登っていく。彼らは魔法か何かで戦っているらしく、手入れもされていない部屋を破壊したり、すぐそばの壁が炎とともに崩れて慌てて逃げる「私自身」の姿を見たような気がする。
彼らの立ち位置は「ラピュタ」のお話とほぼ同じらしく、ムスカらしく城を悪用しようとする男と、その思惑を阻止しようとする若い男女という組み合わせのようだった。
そんな彼らの様子がたまに視界に映り込むのでなんとなく状況を知っている私は、何も知らず、争いにも関わらない、それ故に彼らよりずっと早く城を上る「私自身」をずっと見守っているのである。
ただ「トイレにいきたい」と慌てて争いから逃げた結果、城を上っているというとても残念な様子を、見守っているのである……。
どうやら、地に着いているお城に興味本位で足を踏み入れた時から、トイレに行きたいなーくらいのことを思っていたらしい。
が、後から来た人間たちの戦いに巻き込まれかけて逃げたものの、やっと見つけた城の低層階のトイレを破壊されたり、魔法バトルのとばっちりで死ぬような思いをした「私自身」は、ほとんどトイレ探しと城を上ることしか考えられなくなってしまったらしい。
ちなみに見守っている方の私(本物)としては
「彼らをやりすごしてなんとか下に降りた方がトイレに入れると思うぞ〜」
「ほら、このお城って廃墟になっててボロボロなのもあるけど、上にいくほど狭くなっていくんだよ? トイレの設置の数自体が少なそうで、トイレがバトルフィールドに加工されずに済む面積じゃないぞー?」
と声をかけた気もするんだが、「私自身」にはまっっっっっっっっっっっっっっっっったく届かなかった。
うーんやっぱりあれは私じゃない別人だったんじゃないの? トイレにいきたい焦りだけは、なんとなく私に伝わってくるのだが……。
私はちゃんとトイレにいってから寝るので、私の方は全くトイレにいきたいと思っていなくて、全く心配してあげられなかった。うーんごめんよ夢の中の誰かさん……。
結局、「私自身」らしき存在は、彼らから逃げるような形でどんどん城をかけあがってしまい、気が付いたら誰よりも早く王座の間に着いてしまった!
当たり前のこととして、ここが最終決戦場になる。しかも王座の間にトイレなんかなかった。大ピンチ。
が、私は気が付いた。だって王様ってすごいのだ。
きっと「王様専用トイレ」が存在するはずだ!! と。
王座の間の真上に、まるで広告用のアドバルーンのように浮かぶお城の真の最上階。
それこそが王様専用のトイレだったのだ!!!!
(うそだろ……王座より上になんでトイレがあるんだ……。まさかあそこが一番格式高い部屋ということに……?)
そんな真実(?)に気が付き内心でヒイている私。しかもそのトイレ、縄ばしごで王座の部屋とくっついているだけなのでめっちゃくちゃ危険。いや、危険でもトイレがあると思えば上るのが今回の夢の主人公だった。
なんですぐそこで真剣そのものな戦いがあるのに、こんな間抜けな話の方に注目しちゃっているんだ……なんて惜しいんだ……などと思うが、もうゴールに到着するのはわかっているので気持ちだけでも祝福することにした。
ここまで頑張ったんだし、王様専用のゴージャス空間で目的を達成して欲しい。
ってこの王様専用トイレの中身ってよくある市営公園の公衆トイレにそっくりだ! なんの特別感もないぞ!
個室が何個かある!
金箔キラキラ空間みたいなものはどうしたんだ!
金の便座はないのか!
座るとポカポカ、手洗い場からちょうどいいお湯、明るい照明!
なかった!!!! うそだろ。うそだろ王様だぞ。
庶民的!?
いや廃墟なお城にちょっと古臭い感じはあれど崩壊の気配のないトイレがあることに感心すべきだったりするのか!?
などとつっこんでいる間に、全く視界に入ってこなかったものの主人公は用を済ませていた。よかったね。見ないですんだ私もハッピーだよ。
でもついに、若い男女がバルスしたらしくすっごくお城が振動し始めた。このトイレの縄ばしごは間違いなくちぎれる予感しかしない。
お城の崩壊から逃げるべく、今度は下へ向かうために主人公は縄ばしごを降りようとした――というところで、夢は終わった。
多分、主人公は無事に城から脱出したことだろう。なんかそんな気がするのだ。私は「まあこいつならここから無事に逃げるだろう」と不安なく確信していたのだ。
という、夢だった。
みんな、寝る前にはしっかりとトイレにいこう!!
今回の最新ストーリーも、笑って緊張してショックを受けて、面白いんだよなぁ。
なんであんなに面白いものが書けるんだ。
書き続けていれば、いつかはああなれるのか?