地上との別れ 序
地上との別れ。五人が新生する
三人は家に帰ると中にどんぶりうなぎがいた。
「…どんぶりうなぎ」
「キング・ジャイアントとノアが死んだ」
「悪いけど、そいつらよりも大事な人が死ぬんだ。構ってられねぇ…。」
「殺ったのは最後の番人だ。もうすぐ来るだろう」
「あいつはノアが殺したんじゃないのか?」
「地下界王が命を削り蘇らせた」
「アンタが倒せば良いだろ」
「命を捧げたということは地下界王の血が番人に流れていると言うこと。あいつの今のAIH値はどんぶりうなぎと変わらない。だから、お前らも共に戦ってもらいたい」
「興味ねえ」
ペガサスが脱力したように喋る。
「何故だ」
「興味ねえ。そのまんま。それに、アイツを倒せるとしたらフェニックスだけ。俺達じゃアンタの足手まといになるだけだ」
「友を失うのがそれほど心を傷つけたか。」
「そりゃ、キング・ジャイアントとノアはめちゃくちゃ強いから二界道に新しい番人がいても倒せるだろ。でも、あの二人じゃ勝てる確率は…」
「二界道はもうない」
「え?」
「番人があの時死んで、二界道は消えた。今回番人が生き返ったが、それでも二界道は復活しなかった。だから、キング・ジャイアントもノアももう生き返ることはない。フェニックス、クラーケンも死んだら生き返らない。」
「…………。」
「協力してくれ。最後の番人、サイゴを倒すのに!」
「俺達じゃ無理だ…。」
「ペガサス!サンガー!バジリスク!」
三人は外に出た。そして、朝になるまで歩いた。
「あ、あなた達は猛くんの…」
「君は…リーナちゃんだっけ?」
三人は朝になると李伊奈に会った。李伊奈は俯いて、
「猛くんは…」
と言った。ペガサスが、
「もう駄目みたいだ。今日から面会オーケーらしいから、早いうちに会ってやってくれ…。」
すると、李伊奈は学校とは違う方向、病院の方向に走り出した。
「あの子…今から行く気か…?」
「俺達も行こう…。」
家にて。
「久しぶりだな、どんぶりうなぎ」
「…サイゴ」
「俺の事は聞いてるな?」
「ああ」
「お前を倒したら、あの五人を殺す。最も、二人はもうすぐ死ぬみたいだけど」
「彼らの元には行かせん。ここでお前はもう一度死ぬ」
「ここで死んだら三回目だな…。だが、もう死なねぇよ…。」




