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転生ぬいぐるみ、俺は〈十八〉の全女ソウルライクBOSSたちに真の終局をもたらす!  作者: 野間羊
第8巻 ミラナ編

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第5章 扉の外にも扉

 おそらくさっき大きな進展があったせいで、二人の先生はすぐには次の機会を与えてくれなかった。


 ずっとうつむいてあのわけのわからない答案を書き続け、書いているうちに、なんと大問まで来てしまった。大問も相変わらず抽象的で、学校で習うはずのない内容まで堂々と問題になっている。


【でもどうせ重点はここじゃないし、適当に書いておこう。覚えているのは書く、覚えていないのは別ので埋める。】


 ようやく、胸に花をつけた先生が前の生徒のそばで止まり、うつむいてその子の答案を見た。


 彼は俺に背を向けていて、ちょうど教壇の襟を開けた先生の視線も遮っている。


【わかってたさ。君たちの姿は見えなくても、たぶん同じ状態の何かで、互いの視線を遮るんだ。】


 この機会に、すぐにペンを置き、車椅子を動かし始める。


 車椅子が扉の前に来た。手をゆっくり上げ、そっと回す仕草をする。


 耳元にギィという音が聞こえた——セレスの部屋の扉が開いた。同時に、鍵が手の中で灰になった。


【この試験世界に入ってから今まで、すでに三十三分経った。残り五十七分、この世界の試験を終えればいい。】


【でもなぜ何の反応もない? セレスはもう扉を開けて逃げ出したのに、通知も出ないし報酬もない……まさか俺が甘すぎたのか?】


 急いで教壇の先生がまたうつむき、歩き回る先生がまだ振り返らない刹那に、素早く窓をチラリと見た。


 はっとした。


 部屋を出るのはただの始まりだ。外にはもっと大きな区域があり、セレスをあの大きな屋敷全体から逃がさなければならない。


【ミラナ、容赦なさすぎるだろ? 俺に過度に慎重でいさせて、毎回一番適切なタイミングでしか窓を見られないようにして、そのせいでかえって時間を浪費させてる。】


【残り五十七分しかない。こういう脱出ゲームはやったことがある。五十七分でクリアできるかどうかは、怪物に追われるか、難易度がどれくらいか次第だ。そこまで難しくなければ、五十七分でも十分。】


【でもそう簡単でもないだろう。でなければセレスの傷はどこから来た? あの怪物はきっと容赦ないやつだ。ましてやこっちもいつでも自由に動けるわけじゃない。】


 精神が肉体から抜け出して、頭をかきむしり始めたような気分だ。この双界には厳しいHP減少の仕組みがないのに、難易度はかえって一段と上がっている。


 でも諦めるなんてありえない。ミラナの世界はこんなに新しくて面白いんだ。もちろん最後まで付き合うさ。


 すぐに、耳元にざわざわという音が聞こえた。襟を開けた先生が立ち上がって煙草を吸いに出た隙に、何の音か見てみた。


 人ではない怪物だった。あのざわざわという音は、それが床を移動するときに立てている音だ。


 頭は人間のようでもあり犬のようでもある。体は脊椎の一節が床を引きずっていて、その一つ一つの脊椎骨が、移動に使うムカデのような多数の足になっている。


 見た目は小さくない。床だけでなく壁や天井も移動でき、速度は極めて速く、瞬きの間に見えなくなった。


 だからその動きの軌跡は見えなかった。しかしすぐに、車椅子を向かいの部屋に滑らせて何かアイテムがないか探そうとした時、耳元に重い足音がまた聞こえた。


【なるほど、これはたぶん俺がやった中で一番難しい入れ子式ゲームだ。怪物が一匹だけじゃないのか? さっきのはただのペットだったのか? 飼い主がいるのか?】


 急いで手を上げて扉を閉め、その足音が遠ざかるのを待つ。


 教室の外の煙はまだある。その隙に素早く確認した。


 櫃の中からトーテムの描かれたドアノブが見つかった。なかなか良いスタートだ。どの扉を開けるのかわからないが、持っていて損はない。


 もっと意外だったのは、俺のバッグ——ぬいぐるみだった時に持ち歩いていたあのバッグ——が、なんとセレスの世界に現れていたことだ。中にはあの斧もある。取り出してみると、セレスの世界でもこの武器が普通に使えることがわかった。


【ことわざ通り、恐怖は火力不足から来る。この斧があれば、セレス側のプレッシャーはかなり減る。】


 久しぶりにフラグの飾りを斧に装着した——この動作はセレスがやらなければならない。俺は斧を彼女の膝の上に置き、彼女が残った右腕でゆっくりと飾りをつける。


 まさか、フラグの好感度が上がるスピードがどんどん速くなっている。この飾りにも少し変化が現れていた。


 大きくなり、明るさも増し、見た目もそれほど砕けすぎず、完全に近づいている。


 その増幅はすでに75%の確率で「砕(サイ)」効果を引き起こすまでになり、明らかに前よりかなり強くなっている。


 あの犬のような小怪は、見たところ歩く骨の列だ。「砕」効果はそいつにかなり効くはずだ。


 しばらくこの部屋にいれば、二匹の怪物に同時に見つかることはないだろう。そしてこっちは先生がもうすぐ入ってくる。うつむいてちゃんと問題を解くしかない。


【よく考えてみれば、こっちには時間制限があり、両方の世界が俺の行動に影響されるが、セレス側の時間制限は本当に俺とまったく同じなのか?】


【セレスの傷は、あの世界に元々あったものなのか? それとも俺が時間を無駄にしたせいで残ったものなのか? でも俺はこの三十分余りの間、実際に役に立ったのは鍵を取った数分だけだった。残りの二十分以上は、先生の巡回を避け、少しずつ車椅子を動かすことに費やして、ほとんど何もしていない。なのにセレスには新しい傷も増えていないし、罰も受けていない。】


【もしかして……セレス側の時間は実はもっと余裕があるのか? もしかしたら俺が早く試験を終えて、早めに答案を出せば、彼女の方ももっと自由になれるのか?】


 試してみよう。まずはこの大問を終わらせて、十五分前に答案を出す。

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