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死神さん  作者: もか
第2章「死神と生贄のはなし」
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15話「ガチのイケメン」

後日、引越し準備が終わり、とうとう引越し当日になった。

村の人たちが沢山集まって、見送ってくれた。

「優ー、俺寂しいよー」

「…俺も寂しい」

「優って変わったように見えてあんま変わってないよな」

「それ褒めてる?」

「褒めてるよ」

クラスメイトに見送ってもらったあと、清水と内田がプレゼントと共に来てくれた。

「これまでも引っ越す人たちを見送ってきたけど、まさか優がそっち側になるとは思ってなかったよ」

「村総出で見送るけど、そこまで直前じゃないんだな。初めて知ったわ」

正直引っ越しはしたくないけど、レポート発表には参加できるからまだ許せるものの、

相変わらずマイペースな二人になんだか安心する。

「雰囲気イケイケ男子たちに負けるなよ?優、ガチのイケメンだから」

「え、何急にどうしたの?」

「狙ってくる女子たちにも気をつけろよ?優、ガチのイケメンだから」

「ガチのイケメンって何?」

『ガチのイケメンはガチのイケメンだよ!』

「だから何それー!」

三人で笑いあって、ちゃんと父さんを待たせる。父さんたちも口を出せることではないので、ただひたすら見守られる。これは自分なりに反抗しているつもりだ。

「まぁ、何かあったら連絡しろよな。いろいろ話聞かせて。転校先で出来るかもしれない友達のこととか」

「村でも引越し先でも、またみんなで遊ぼう。そこまで遠くないんだろ?寂しく感じることはないよ」

「え、二人ともガチのイケメンじゃん」

暖かい気持ちになって、プレゼントを抱きしめる。

「二人ともありがとう。とりあえず着いたら連絡するよ」

「OK!待ってる」

「こちらこそありがとう。レポート作り楽しかったよ」

車に乗り、父さんがエンジンをかけ、窓を開ける。

『またなー』

ぶんぶんと大きく手を振る二人に、窓から顔を出して振り返す。

正直不安でいっぱいだけど、なんだか大丈夫なような気がした。


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