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第1話 異世界到着

「どわっ!?」


地面に体が叩きつけられた。痛い。

周りを軽く見渡してみると、よく見ていた「異世界転生系」のアニメによくある街並みをしていた。冒険者ギルドと書かれた看板やいかにも「カジノてす!!」とアピールの激しいド派手な建物などがあちこちに建っていた。


(いいじゃん!テンション上がるね!えーっとよく見るやつ…そう、『ステータスオープン』!)


心の中でそう唱えると目の前に半透明のステータス画面が展開された。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【名前】ユキタ・サダメ

【二つ名】転移者

【所属】なし

【能力】「幸運」

【レベル】1

【自己紹介】(自分で設定してください)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「うん!分からん!」


思わず声を出してしまった。あまりにも簡潔すぎる。

せめて能力の説明は欲しいと思い、触れてみると説明を見ることができたのだが…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

能力名「幸運」

自分にとって幸運なことがよく起こる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

…どうやらこの世界は新人に厳しいらしい。だが良いことも分かった。


(この街にはカジノがある。この能力があれば金には困らないだろう。)


一旦生活はできそうでホッとしたのもつかの間。大変なことに気づいてしまった。そう。元手となる金がないのである。


(いくらなんでも所属もなく、稼ぎもない男に金を貸してくれるお人好しはいないだろう。いたとしたら詐欺師か闇金だ。)


さて、どうしたものかと、しばらく考えたが結論は1つだった。


「よし、冒険者ギルドに行こう。」


とりあえずの所属と稼ぎを手に入れれば金を貸してくれる人だっているかもしれない。まともな生活をするためにはこれしかない。


「さあ、行こうか!」


自分に喝を入れる。まだまだ二度目の人生は始まったばかりなのだから。


次回、最強候補登場。

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