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長らく間があいてしまいました。すみません。


短いですが宜しくお願いします。

 若干キレ気味に叫んだ王様。うん、この学園に入学出来たんだから、才があり優秀だったんだろう。精進せずに持ち腐れちゃったんだね。


「確かに入学出来たのだから優秀だったのでしょう。しかし、そこで慢心して努力を怠れば優秀な人物とは言えないでしょう」


「……そうだな。今のガルネィクは誰の目にも、愚かにしか映るまい。だが、入学した時までは自信家なところはあったが、あのような奴ではなかったのだ。わしの目が曇っていたのだろうか……フローティアにも迷惑をかけてしまったな」


 がっくりと肩を落とした王様は一回り小さく見えた。王として、父としても情けなく申し訳ない心情だろう。声をかけられたフローティア嬢は小さく首を振る。


「いいえ。わたくしも至らず申し訳ありません。ガルネィク様とお会いする機会が途切れがちでしたのに、互いに後の国のために精進を重ねているものと見過ごしてしまいました。本日、久々にお会いするまで彼らの状況を把握しておらず、このような茶ば……このようなことになってしまいました」


 王様に謝罪の礼をとり、後悔の滲んだ憂い顔で語るフローティア嬢だけど、本音がポロッしてるよ。誤魔化しきれてないから!

 まぁねー、彼女を擁護する訳じゃないけど、婚約者がいるからっていっても在学中は忙しないからね。時間が空くタイミングも人其々だし、時間を合わせようとすれば互いに支障が出たりで、がっつり会える時間確保は無理じゃないかな。だから、相手の正確な動向把握はなかなか厳しいと思うよ。

 きゃっきゃうふふ♪な二人の時間をがっつり堪能なんて夢のまた夢。どうにか時間が合っても慌ただしく近況報告が関の山。愛を育むのは二の次三の次卒業後ってのが学園の現実。互いの信頼が重要だよね。


「でも確かに、ガルネィク様を含めて彼らは以前と変わってしまわれましたわ。彼らは少々自信家のことろはありましたが、王太子として、才ある者として常に努力を怠らない方々でございました……時々わたくしが高くなりすぎた鼻をポキリと折ってさしあげると、ウルウルと涙目になられる可愛らしいところもございましたのに。今の彼らは入学を果たした時に『より良い国の未来のために、ともに精進を重ねよう』と高揚に頬を染めた彼らではないのですわ」


 うん。何だか彼女達の関係性が垣間見えるね。微笑ましいかどうかは別にして。


「とりあえず、場を移しましょう」


 当事者達を引き連れて会場を後にした。僕登場の時にガルネィク達が騒がなきゃ、もっと早く移動出来てたのにね。やれやれ。








お読み頂きありがとうございますなりブックマーク等々ありがとうございます。


前話投稿後に体調がすぐれず、かかりつけ病院→紹介状持たされて総合病院→入院→退院の流れの中、GWが過ぎ去りました。ストレス怖いですね。


感想を頂いた皆様ありがとうございます。この場にてお礼申し上げます。

誠に申し訳ないですが、感想を閉じさせていただきました。

豆腐メンタルを痛感しました。すみません。


今後は改稿しつつ、不定期投稿となりそうですが最後までお付き合い頂けると幸いです。






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