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第二十話 その団子、まだ根に持ってるから
城を出る。
しばらく歩いたところで、友政がぼやいた。
「俺、何しに来たん?」
「護衛」
澪は答えた。
「刀抜かなかったなら最高じゃん」
「……それ、仕事したって言うん?」
「言うよ」
話はすぐに団子へ戻った。
「私の一本、取ったよね」
「まだ言う?」
「食べ物の恨みは大きい」
友政はため息をついた。
「帰ったら三串買う」
「三串?」
「三串」
そして、本当に三串買った。
「約束守ったやろ」
「遅刻一回分くらい評価上がった」
「そこ基準なん?」
そんな二人のもとへ、新たな報せが届いた。
南国が兵を集めている。
「二千ほどになるらしい」
だが、その情報には――大きな嘘が混じっていた。




