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カナの初経験

「やあ、いらっしゃい」


 店の中に入ると、そこには爽やかイケメン風の人間の男性が受付にいた。


「本日はどのような男をお求めで……?」


「そうね……、私はこの子にしようかしら……?」


 ミリアさんは受付の所に置かれている男性の顔写真の中から一人の男性を指差した。

 その顔写真には名前と年齢、あと身体的特徴が書いてある。


 ミリアさんが選んだ男性はキールと書かれており、年齢は23歳、細マッチョと書かれていた。後は棒の長さとか、太さとか……。


「そちらの人間のお客様。失礼ですが、年齢確認をさせていただいてもよろしいでしょうか?」


「え……?えっと、18歳ですけど……」


「それは失礼いたしました。では、どのような男性がいいですか?」


「え……っ!?えと……!そ……その……っ!?」


 だ……誰と言われても……。

 誰が良いのか全くわからない……。


 か……顔で選べば良いのかな……。


「ごめんなさい、この娘こういう所は初めてなの。処女なんだけど、いい子を見繕ってもらえるかしら?」


「はい、分かりました。では、キールさん、コウさん。お願いしま~す」


 受付のお兄さんが名前を呼ぶと、奥から二人の人間の男性が出てきた。

 一人は金髪の細マッチョみたいな男性で、もう一人は銀髪の可愛い系のイケメン男性。


「それじゃ、私はこっちの子だから、カナちゃんはそっちの彼よ。それじゃあ、また後でね~♪」


 ミリアさんはキールさんという男性と腕を組んで、奥へと向かっていった。


「それじゃあ、僕達も行こうか」


「は……はい……」


 コウさん……だったかな……?は、腕を差し出すと、私もミリアさんみたいにはいかないけど、顔を真っ赤にしながら、その腕に抱きついてみた。



◆◆◆



「改めて、メン棒にようこそ。僕は君のお相手をさせていただくコウだよ、よろしくね。」


 受付を抜け、奥に行くととある一室に通された。

 そこでベッドへと座るよう促され、座ると、コウさんから丁寧に挨拶を受ける。部屋の中を見渡すと、ピンクの部屋で、ベッドの近くに小さな台があり、そこに見た目からしてアロマキャンドルみたいなものが置かれてある。


「君の名前を教えてもらってもいいかな?」


「あ、は……はい……。私はカナ……です……」


「カナちゃんか、可愛い名前だね。緊張しているのかな?」


「は……、はい……。こういう所初めてなので……。というか、その……だ、男性とこういう事すること自体初めてというか、経験自体無いと言うか……」


「そうなんだ。初めてが僕みたいなスケボーでいいのかな?」


「は……はい……。お願いします……」


 これからすることを想像して口の中がカラカラに乾いて、胸がドキドキする……。自分でも顔が真っ赤になっているのが分かる。


「ありがとう。カナちゃんみたいな可愛い子の初めての男が僕っていうのも嬉しいな。そんなに緊張しなくていいよ。ほら、リラックスして」


 コウさんが私の顔を優しく撫でていく。


「は……はひ……っ!!」


 噛んでしまった……。


「あはは、リラックス、リラックス♪さて、カナちゃん。このままする……?それとも、シャワーを浴びてくる?」


「な……なら……、シャワー浴びてきます……っ!」


 私は逃げるようにシャワー室へと向かった。


(こ……これから本当にしちゃうんだよね……っ!?)


 私は今、緊張のピークにあった。


 男の人に裸を、しかも大事な所まで見せると言うのは生まれて初めての経験だ……。

 今、頭の中は緊張と恥ずかしさでパンクしてしまいそうになっていた。


「あ……あの……、シャワー……、浴びました……」


 私は髪と体を丁寧に、そして念入りに洗い、備え付けのバスローブに着替えると、緊張でガチガチになりながらベッドへと戻った。


「お帰り。じゃあ、今度は僕もシャワー浴びてくるね」


 コウさんはそう言うと、シャワーへと向かった。

 こ……コウさんがシャワーから出てきたらいよいよ……。


 どこか変な所ないよね……?

 髪と体も洗ったから臭いとか思われないよね……っ!?

 胸小さいから笑われるかな……っ!?


 私は完全にテンパっていた。


(うう~……。落ち着かないよぉ~……)


 私はベッドに座ると、ふとキャンドルに火が灯されている事に気がついた。

 その火を見ていると、どこか落ち着いてくる。


 緊張しまくっていた私の為にコウさんがつけてくれたのかもしれない。


「カナちゃん、おまたせ」


「ひ……ひゃい……っ!?」


 じっとキャンドルを見ていると唐突にコウさんから声をかけられ、思わずとびあがった。

 し……心臓が飛び出るかと思った……!


「カナちゃん、少し落ち着けたかな……?」


「えっと……その……はう……」


 優しく問いいかけてくるコウさんに対し、私は顔を真赤にして俯くしか出来なかった。


「なら……落ち着けるオマジナイしてあげようか……?顔、あげてご覧……」


 私は優しく話しかけてくるコウさんに言われるまま顔を上げた。


 すると、私の唇に優しくコウさんの唇が触れる。

 突然のことで私の頭が真っ白になり、声にならない声をあげた。


「嫌だったかい?」


「嫌というか……、その……!だ……、だだだ、男性にキスされるのも初めてで……!」


「カナちゃん、全部が初めてなんだね。じゃあ、質問を変えるよ。僕にキスされるのも嫌だった?」


「嫌じゃ……ないかも……」


「なら良かった。じゃあ……、もっとしてあげるね……」


 私はコウさんに何度も優しくキスされながら、頭も優しく撫でられていく。

 すると、先程までガチガチに緊張していたのが、嘘のように緊張がほぐれて行く。


「ねえ、カナちゃん。服、脱がしていいかな……?」


「は……はい……」


 着ていたバスローブをコウさんに優しく脱がされていく。


 この日、私は初めてを失うのと引き換えに、初めて男性を経験したのだった……。

 初めての男の人のは……その……、気持ちよかった……。



◆◆◆



「それじゃあ、カナちゃん。よかったらまた僕を指名してね♪」


 行為が終わり、私はコウさんと一緒に店を出ると、ミリアさんの姿があった。


「あ、カナちゃん、どうだった?」


「はい……、えと……、その……、き……、気持ちよかったです……」


 ミリアさんの問に私は顔を真っ赤にしながら答えた。

 この後、セーラさんやサラさんとも合流すると、今日のスケボーの話を根掘り葉掘り聞かれながら帰ったのだった……。

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