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閑話 セバスチャンの王都治安日記

すんません閑話ですねん、風邪治りましたやっと

セバスチャンはその発生時からおぼろに意思を持っていた。

創造主によって作り出されてから長い間仲間と共に、どこかはわからない空間に置いておかれた。

仲間はいろんな姿をしている。

それが何かはわからないが、一つ一つが違うらしいと思っていた。


ある時創造主が素材が欲しいといいだし、魔物の森へと行くこととなった。

仲間たちと創造主の指定した草やら魔物を狩った。


その時はこの行為が何なのかは分からなかったのだが、だんだんと理解できるようになった。


ある日唐突に私の世界が意味を持った。


私の中に情報があふれかえったのだ。


それは女性の記憶、男性の記憶。


二つの世界の記憶と思いとスキル。


「セバスチャン」


名前を呼ばれ私は管理者の従魔となった。


私に世界を魂を与えた管理者である主に、私とマリーは絶対の忠誠を誓った。


王都の治安を守ること、それが私の仕事。


次々と書類を処理しながらも、隊員の健康管理や冠婚葬祭なども気を付ける。


これは主の女性体の記憶からのものだ。


こういう心配りが物事を円滑にするらしい。


治安部にも福利厚生はあったが、国を守る部署にしては手ぬるいので、主にも許可をもらい改変した。


怪我をした時の手当や義手、義足の優先治療やら、死亡時の補償、四肢欠損の時の配置換え職の創設。


休日や長期休暇を交代で取るように人数も増やした。


この金は予算をやりくりすることと、治安部と公爵家の共同開発と言うことにしている消火器が売れているからである。


もちろん我が創造神が作りたもうた物である。


結果治安部にての脱落者が減り、倦厭されずに安心な職場として志望者も増えた。


滅私奉公ダメ、主曰く、洗脳なようなもので、よりよい働きは生まれないとのことで、最近は各個人のやる気も上がったようだ。


そしていつの間にか主の代わりになっていた。


アドバイザーや手伝いだったはずなのだが。


主もそのほかの者も歓迎してるようなので、私とてはその命を果たすまでだ。









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