第8話ー告白ー
注意
続きものです
都市の地下
昔、地下鉄計画が建てられ、頓挫したがらんどうの空間
それがこの街にはある
幸いきちんと処理が施されているため、地盤沈下などの事故は起きていない
その空間に、Meirは立っていた
「…こんなものかな」
足元には、巨大な魔法陣
「今度は、必ず成功させる」
そう呟くと、Meirは目を閉じ、詠唱を始めた
「大丈夫か、二人共」
「大丈夫に見えます?」
「いってぇ…」
Clownは窓の外に放り出された二人といた
「あいつは一体?」
「俺の『なり損ない』だ」
「え…?」
ミコトは首を傾げる
「…5年前、この街で大きな災害があったのを覚えてるか」
「5年前…バカみたいに大きい竜巻がこの街を襲ったって」
「…あの竜巻は、事故だ」
Clownは顔色を変えず続ける
「え、それってどういうこと…?」
ミコトとカズヤはClownを見つめる
そこに、一人の女性がやって来た
「ごめんなさい、また遅刻だねー」
「あ、ホタルさん…」
ホタルはスッと周りを見渡して言った
「…どーゆー状況?」
「さぁ…まぁ、まずは」
ミコトはClownに向き直る
「続きをお願いします」
「あぁ」
「あれは全部、俺のせいだ」
10話までに終わるかなとか思ってる自分がいます
次回は過去編ですよ