やり直したいくらいしんどい日
ポチ
ピピピ ピピピ
バンッ!
寝起き一発
アラームをひっぱたいた
「んが?」
朝日の中、少しずつ冴えていく頭。
「やばい!今日の会議資料作ってないんだった!」
バシャッ!
慌てて着替えていると、昨夜食べたまま放置したカップ麺に足を引っ掛けた。
畳に茶色いシミが広がっていく。
不幸とは続く物だ。
その日の俺は散々だった。
定期を忘れて帰ったら鍵を閉め忘れてるのに気付いて、もう一回定期を忘れた。
遅刻して怒鳴られたから資料作成のことも忘れてて、昼休み返上で仕事して。
出来た資料も誤字脱字喋り口調のオールスター感謝祭。
いやいや、悪いの全部お前じゃんって?
黙れ、そんなのわかってる。
だから凹むんじゃん…
チームリーダーとのサシ飲みと言う取り調べ室での自供を終えての帰り道。
古い街灯の下に照らされて怪しげな老婆が立っていた。
「お兄さん、落ち込んでるね
朝から1日散々だったろ
リセットボタンはいかがだい?」
怪しげな老婆の怪しげな提案。
普段なら無視してるけど、散々だった事実を言い当てられて狼狽えてしまった。
「うぇ?リセット?」
「そうそう、うひひ、騙されたと思って押してみな」
ゴクリ
生唾を飲み込んで覚悟を決めた。
読んで頂いてありがとうございます。
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