【ネタバレ注意!】解説16~20
本章は創作意味怖16~20本目までの作者意図となります。
ネタバレになりますので、自身で考えたい人、先入観無く読みたい人はブラウザバックを押していただくのがよろしいのかな?と思います。
また、あくまで作者意図であり私の解釈なので、これ以外の解釈が不正解と言う意味合いはございません。
よろしければ↓にスクロールしてください。
16 最近忘れ物が増えた
最近は毎日悪夢を見るんだよね…
殺される夢とか、追いかけられる夢とか、とんでもない忘れ物する夢とか…
中でも私が一番怖いのがね
歩いてたらどんどん速度が上がっていって止まらなくなるの
それでね…途中から空を飛んで…どんどん速くなって…最後は地面に突っ込むの…
最近は移動するスピードが加速してくだけでちょっと嫌な予感するようになってね
自転車も車も乗らなくなっちゃった
でも起きたときにほっとするのは、ちょっとだけ好きだよ
その為にまた見たいとは思わないけどね
【作者意図】
主人公は夢であると起きるときに自覚している。
逆説的に目が覚めるまでは夢か現実かの判断がついていないことになる。
だんだんと境界線が曖昧になってることを意味する。
また、夢の内容から日常のストレスの高さが伺える。
17 花束を
「え?花束?
どうしたの?突然
それに…」
僕は突き付けられた花束を見て、心臓に嫌な高鳴りを覚えた
「訳なんて野暮なこと聞かないでよ!」
彼女は照れ臭そうに目を伏せながら声を張り上げた
「いや…」
「私嬉しいんだ!
だってあの時の約束…
やっと叶うんだもん!」
僕の言葉を遮るように彼女は声を被せた
「だから…」
「だからこれは私の気持ち!
大袈裟だけど、受け取って!」
青、黄色、黒、紫、緑、黄色
色とりどりのバラの花達が睨み付けるように花びらを開いて威嚇する
【作者意図】
某定番ウェディングソングの歌詞を私なりに解釈したもの。
大好きな曲で何度も何度も聞いていて、この主人公は何故こんなに一方的なんだろうと思ったところからスタートしています。
私なら遠くにあるからキレイなんて近くの人に言えないよ…
他人に目移りして出ていった女が大きなバラの花束を持って復縁を迫る、そんな場面にしか思えないのです。
18 おとなりさん
この部屋に引っ越してきてもう2ヶ月はたったな
先週隣にも人が入ったようだ
だがそいつはちょっと困った奴でよ…
「■■■■■■…
■■■■…」
こんな調子
何を言ってるかわかんないがまあまあデカイ独り言を繰り返すんだ
「▲…▲▲…▲▲▲▲▲…」
ん?今日は違う言葉みたいだな
相変わらず何を言ってるかはわかんねぇけどよ
「▼▼▼▼▼…
▼▼▼…▼▼▼▼…」
また変わった…
でも日本語じゃなきゃ何語だろうとわかんねぇって…
「ア…アア…
クツガマドトアリガトウ…」
あ?今のは…日本語…?
何が言いたいのかは結局わかんねぇけど、確かに日本語に聞こえたな…
「これでわかるか?」
【作者意図】
お隣さんには思考が筒抜けである様子。
SF的な文脈なら宇宙人が特異点とコンタクト取ろうとしてるシーン。
19 おだいじに
ピピピピピ
カチッ
ふぅ…朝か…うっ!
酷い二日酔いみたいだ…
胃液が喉を焼く
頭は後ろから思い切り殴られたかのようにズキズキと響く
昨日はそんなに沢山飲んだつもりはなかったんだが…
俺もアルコールに弱くなったんだな…
加齢の実感はなかなかクルものがある…
それになんだか酷く眠い…
ウコンは確かにここに…
あったあったこういう時の為に昔買ってたやつ
あ…賞味期限が切れてる…
まあいいか!飲んじゃおう!
この頭痛よりましだろう…
会社に休みの連絡を入れちゃえ…
もう…ねむ…
【作者意図】
主人公がもし、泥酔するほど飲んでの翌日なら、沢山飲んでないのになんて思わない。
つまりそれなりにセーブできる"飲みなれた大人"である。
脳梗塞や脳卒中は初期に二日酔いに似た症状が出ることある。
殴られたような激しい頭痛や強い眠気(意識障害)が出ているので一刻も早く病院に行くべき状況。
にもかかわらず、彼は会社に休みの連絡を入れ眠りに付いた。
20 タイムマシーン
「タイムマシーンの完成じゃ!」
「博士!やっと出来たんだね!
それで?これで何をするの?」
「ふふふ、タイムマシーンはとても危険な物なんじゃよ
ちょっとしたことで未来が変わってしまうことがあるんじゃ!
これをタイムパラドックスと言うんじゃよ」
「へー
博士はなんでも知ってるんですね!
じゃあ過去の私に今日のテストの答えを教えに行ってもいいですか?」
「ダメじゃ!
聞いてなかったのかい?みちこちゃん
何が起こるかわからないんじゃ!
そんなことには使わせんぞ!」
「ちぇ
博士のけち…」
「そんなこと言ってないで宿題でもやるのじゃ!
ワシは最終調整に入るのじゃ…」
「わかりました、パパ」
【作者意図】
最後の1文の前にタイムパラドックスが発生し、みちこちゃんは博士をパパと呼ぶようになっている。
博士すら自覚できないまま現実が改編されたのか、博士はみちこちゃんにパパと呼ばれる関係を望んだのか。
お好き(もしくは嫌な)方を選んでください。




