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眠れなかった夜明け
朝、鉛のように重い手足を引きずるようにして、冷えた身体をソファから無理やり持ち上げた。
そのまま浴室へ向かい、蛇口をひねる。
水滴が細かく肌を震わせる。
冷水が寝不足の頭を少しだけ冷静に戻してくれた。
こんな日にも腹は減る。
バスタオルで頭を拭きながら冷蔵庫と冷凍庫に残ってる食材に思いを馳せた。
肉や野菜は昨日全部使いきったはず。
パスタはあったかな…
冷凍したミートソースも残ってたよね。
水気をあらかた拭ったあと、キッチンへ向かった。
冷蔵庫の中はがらんとしている。
物が少ないと汚れが見えてくるもんだなぁ…
そんなことを考えながら最後に飲もうと取っておいたビールの缶を取り出した。
やっぱり食べるのはやめとこう。
迷惑をかけることになる。
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