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☆第12回ネット小説大賞入賞☆重版御礼☆稀代の大賢者は0歳児から暗躍する〜公爵家のご令息は運命に抵抗する〜  作者: 撫羽
第3章 みんなで行こう!

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241ープリンが好きなんだって

 家に着いて老師がくるのを庭で待っていると、母がすぐにお邸から出て来た。


「ラウ、心配したわ」

「かあしゃま、しょれがいろいろありました」

「あら、何があったのかしら?」


 母に城であったことを説明し終わったころに、やっと老師とレイラちゃんがやって来た。

 老師は肩で息をしていて、膝に手をやり項垂れている。そこまで疲れるなら素直に馬車に乗れば良いのに。そんな老師の息が、やっと落ち着いたころ見計らって母が声を掛ける。


「老師、お疲れさまでした」

「おお、話を聞いたのか?」

「ええ、大変でしたわね」

「そうなんじゃ。けどフェンちゃんの、プチ加護を貰えたからのぉ。ふぉッふぉッふぉッ」

「まあ、そうなのですね」


 母が本当なのか? という顔をして俺を見るから頷いておいた。本当なのだよって。

 母と一緒に庭の四阿で、老師の希望通りおやつタイムだ。

 今日のオヤツはふわっふわのパンケーキに、生クリームで飾られたプリンが添えられている。何故にプリン?


「あら、ラウは知らなかったの? レイラちゃんはプリンが大好きなのよ」

「へえ~」


 母がそんなことを知っているなんて。おっと、レイラちゃんのお目々がキラッキラしているじゃないか。涎は大丈夫か? 本当に好きらしい。


「レイラちゃんは、ここで初めてプリンを食べたのじゃよ」

「しょうなの? あれれ? プリンって、めずらしくないれしゅよね?」

「そうね、貴族の間ではもう珍しくないわね」


 おや、貴族の間ではと母が言った。


「奥様、最近王都では庶民向けのプリンを、お持ち帰りできるお店が人気らしいですよ」

「まあ、そうなのね。良いことだわ。プリンは美味しいもの」


 おフクったら王都のスイーツ事情にも詳しいなんて、いつの間に街に行っているのやら。ずっと俺の側にいるのに。


「メイドの間で評判なんですよ」

「へえ~、うちのプリンもおいしいのにね~」

「はい、メイドたちもそう言ってましたよ。うちのシェフが作るプリンの方が、ずっとなめらかで美味しいそうです」


 ふふふん、そうだろう? うちのシェフの腕はピカイチだからね。


「坊ちゃまが考案されたのですよね」

「え、しょうらっけ?」

「はい、そうですよ」


 それは覚えてなかった。え? 本当に俺なの?


「あら、ラウは色々注文しているじゃない。それが元になっているらしいわよ」


 ほうほう、だって俺は自分が食べたいからお願いして作ってもらっている。自分では作れなくて、なんとなくこんな感じとしか言えない。前世でも食べる専門だったから。それを元にシェフは色々作ってくれる。

 前の時は剣に刺されて死ぬ寸前まで、前世を思い出さなかった。理不尽だぜ。どうせならもっと早く思い出したかった。そしたら色々食べられたのに。


「そうだわ、ラウ。貴族の子供たちの集まりに、招待されているのだけど」

「こどものあちゅまりでしゅか?」

「ええ、そうよ。お城であるの」


 毎年お城の庭園で、ちびっ子対象の交流会があるのだそうだ。前の時もあったのかな? 俺は覚えてないけど。

 そこには高位貴族の子息子女が招待される。幼い頃から社交性を養うことと、高位貴族の交流が目的らしい。

 うちは公爵家なので貴族の中では一番高位になる。だって父は王弟殿下だから。まだ3歳だから、派閥なんてないだろうし気軽に参加できそうじゃないか。それにアコレーシアもきっと呼ばれているはずだ。


「かあしゃま、あこちゃんもでしゅか?」

「ええ、きっと招待されているでしょうね」


 毎日お花を届けに行くつもりだったのに、最近全然行けてない。仕方ないのだけど。俺だけならまだしも、アコレーシアを危険な目に遭わせたくはないからここは我慢だ。

 お城のちびっ子交流会で会えるのなら嬉しい。いやいや、アコレーシアは可愛いから、モテるのじゃないか? 要注意だな。誰にも渡さないぞ。と、フンスとちょっぴり力んでしまう。


「あら、ラウったらどうしたの?」

「らってかあしゃま、あこちゃんはかわいいから」

「まあ! 他の男の子に取られちゃったらどうしましょうね」

「かあしゃま!」

「ふふふ、冗談よ。アコちゃんだってきっとラウのことが好きだわ」

「ええー、しょうれしゅか? けろ、じぇんじぇんあえてないれしゅ」


 会いたいなぁ、とは思うけど。ちょっとドキドキしちゃうぞぅ。


「あれじゃな、今年は王女殿下も出席される集まりじゃな」

「りーぬも?」

「ラウ坊が呼ばれているのは、2歳と3歳のちびっ子の集まりじゃろう」

「ええ、そうですわね」


 そっか、俺は3歳だから。じゃあ他の年齢も集まりがあるのかな?


「かあしゃま、ぼくたちだけれしゅか? もっとおおきなこたちは?」

「あるわよ、年齢によって日が違うのよ」


 ほうほう、ならそう大きな集まりでもないだろう。


「普段は滅多にお邸から出ないでしょう? だから良いお友達作りになるわよ」

「ぼくも、おともらちちゅくっても、いいのれしゅか?」

「あら、もちろんよ」


 けど、俺はあまり外出できないし、家にも呼べないぞ。それでも友達を作る必要があるのかな?


「これから少しずつお外に出る練習をしましょうね」

「かあしゃま、しょれならあこちゃんのところへ、いきたいれしゅ!」

「あらあら、ふふふ。男の子のお友達も作ったらどうかしら?」


 同性のお友達か。そういえばいない。というか、俺に友達と呼べる子なんていない。


お読みいただき有難うございます!

宜しければ、是非ブクマや評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


アコちゃんをそろそろ再登場させたくて(^◇^;)

ラウとアコちゃんの、可愛いカップルを書きたいのです!

それともう一人、ずっと触れていない人物がいます。どの人物なのか? あ、あいつだ!と気付いていただけると、めっちゃ嬉しいです₍₍ (̨̡⸝⸝˃ ᵕ ˂⸝⸝)̧̢ ₎₎


めっちゃ寒い日が続きます。どうか皆様、風邪などひかれませんように。

インフルも流行っているみたいです。

お気をつけください。(,,ᴗ ͜ ᴗ,,)


ラウの2巻が1月に発売になります!よろしくお願いします!٩(๑˃ ᵕ ˂ )و

挿絵(By みてみん)

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