結局は自分が楽しいかどうか
「お金の使い道が決まってるって言うと……趣味とか?」
「趣味に金を使うために金を稼いでいるって奴は……意外といるだろうな。と、言うより仕事にやりがいを感じているとかでもない限りは趣味に金を使うのが普通だろ」
本質的に金の使い道なんてたかが知れてるからな。
「まあ、好きで仕事をしている人なんて殆どいないだろうね。大多数の人にとって労働なんてのはやりたくない事だし」
「それだけに自分の好きな事を仕事に出来る奴は強いな。モチベーションを高く維持し続ける事が出来る。そして、これは人によっては収入の良さよりも自分に向いた仕事かよりも優先される部分だったりもする」
大変な思いをしながら大金を稼ぐよりも自分の能力に見合った最適な仕事に就くよりも、自分のやりたい事を自由にやる事に魅力を感じる者は多くいるだろう。
「結局、自分が楽しいかどうかってところね」
「ああ。そして、そういう人が感じる仕事に対する認識と、普通の人間が感じる仕事への認識は根本的に異なる。ストレスをためずに生活出来るってのは、それだけで幸福と言えるな」
まあ、これは自分の人生を加点方式で評価するか減点方式で評価するかという考え方も出来る。それか、プラスも大きいがマイナスも大きい波乱万丈の人生、もしくはプラスもマイナスも少ない安定した人生……どういう人生に魅力を感じるかは人によって全く異なるところだろうな。




