7.悪魔令嬢は、強制送還される
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私は、馬車に揺られている
あの後、ネモフィラちゃんが部屋に入ってきて聖魔法を使い、私を治した
そこにいた皆驚いた顔をしていたけれど、私の体は無事動くようになった
起きた私は、何も聞かなかった振りをして
「良かった」
とだけ言った
さて、なぜ私が馬車に揺られているかというと、家への強制送還だ
詳しい検査をするために、私に家に帰ることとなった
どう考えても、表向きだろう
イチイもローレルも別の馬車に乗って帰るために、私は馬車の中で一人だ
心細さに。指にはめてある指輪を撫でる
クローバ様は、一言も口をきいてくれなかった
毒を、飲んでしまったのは私のミスだというのに
あの時は、お茶会に浮かれていて、警戒心がどこかに吹っ飛んでいた
少し考えれば、分かったかもしれないのに
「ナーシサスも、元気なかったわね」
二人とも、自分のせいだと責めてはいないだろうか
そんなことは無いと、一言だけでも言えばよかった
「イチイも強引すぎるのよ。少しくらい話をさせてくれたって良いのに」
私は、文句を言いながらも家に帰った
「アザミーナ! 無事でよかった」
「お父様!? 」
家まで無事につき、お父様の部屋に行くと抱きしめられた
そんなことをする人には思えず、驚き言おうとしていた内容すべて忘れた
「すまなかった。まさか、クローバ君が本当に復讐を選択するとは思わなかった」
「お父様違うの。あれは」
言い訳するまえに、頭を撫でられた
「お前が、嫌がったときにやめておけばよかった」
「最初はそうだったけど、今は違うの」
指輪を力強く握る
大丈夫、今なら伝えられる
「お父様、私はクローバ様のことを愛しています」
堂々と、届くように言う
お父様は、寂しそうな目をして、悲しそうに微笑んだ
「そうだろうな。でも、実際は違う。騙されていたんだ。お前の母親も結局は甘い、本当のことを言ってしまえばいいのにな」
「違う。私は本当に…… クローバだって私のこと、愛しているって言ってくれているのよ。お父様には、分からないけど、学園に行って、いろいろなことがあって、何回もぶつかって、お互いのことが分かって」
軽く肩に触れられる
落ち着けといいたいのだろう
確かに声を荒げてしまったけれど、私は騙されていないし、頭はどこまでも冷えて、体だけは熱い
「大変だっただろう、今はゆっくり休むといい。毒も十分抜けるように」
「お父様…… 」
言いたいことは、いっぱいあったけれど
ここ目で心配した顔をされては、何も言えない
「お父様、どうか分かってください」
「ああ、お前が回復してから、話をしよう」
私は、このままでは話を聞いてもらえないと思い、部屋に戻ったのだった
やっと、ヒロインのようなことができた気がします
明日は午前8時に次話投稿します




