三十五話
頑張ります
宿屋ひまわり
「なあ、王都に来たはいいけどこれからどうすんの?」
俺が聞くとシェリーが待ってましたとばかりに答えた
「まず王城に行き、王に謁見してこれからのことを決めたいと思います」
「なんちゃって聖女が王に謁見なんてできるの?」
「黙りなさい!何がなんちゃってですか!」
俺たちがやいのやいの騒いでいた時ひまわりのドアが荒々しく開けられた
ドタドタ
入って来たのは高そうな鎧を着た中年の男たちだ
「ここに零というものは居るか、居るなら今すぐ出てこいッ」
偉そうに、えっらそうにそう言い放った
シェリーが何か言う前に俺は立ち上がった
「おう、俺が零だぜ、何か用か?」
俺の言葉に騎士たちが此方を見る
「こんな子供が?まあいい付いてこい」
「嫌だね、なんであんたみたいなおっさんに付いて行かなきゃならない?」
「王の勅命だぞ、それでも断るのか!」
「知ったことかバーカ」
「貴様ッ」
騎士は腰の剣を抜こうとした、させるかよノロマ
シュッ
俺は高速で動き、騎士の首筋にクロウを当てた
「な、なにッ」
この騎士は彼らの中で一番強かったのだろう、ほかに騎士は動揺して動けないでいる
「いいか、俺がどこに行くとか俺が決める、どうしても俺に会いたいならそっちが来いって伝えな」
「・・・後悔するなよ」
そう言って騎士たちは帰って行った
「だ、大丈夫なんすか?王の勅命とか言ってましたけど」
ひまわりの旦那が恐々と聞いてくる
「大丈夫だろ、俺、エルフの王にもあんな感じだったし」
「大丈夫なわけないでしょうッ何考えてるんですか!、今からでも遅くありませんすぐに追いかけて謝罪しましょう」
「やだ」
「なッこの国を敵に回すつもりですか、正気?」
「あんな失礼な騎士がでかい態度をとってる国なんて全然怖くないぜ、しかも多分騎士たちは帰った後怒られると思う」
「なんでわかるにゃ?」
テンプレだからだ、
「そんなことより部屋割りだ誰と誰が一緒に寝る?」
「あッ部屋なら人数分ありますぜ」
ひまわりが余計なこと言った(シェリーと一緒がよかった)
「代金は一泊50ゴルです」
ゴル?聞いたことない単価だ、、、ちょっとやってみるか
「50ゴル?高すぎだって半分にしろ」
「お客さぁん、それじゃあたしら飢え死にだ、40ゴル!」
ひまわり侮れねえ、吹っかけてやがった
「40ゴルね、いいだろう、シェリー払っておやりなさい」
「何でクロウが偉そうなんですか、あッ払います」
「ちゅうちゅうたこかいな、はい丁度ですね、部屋は二階です、ごゆっくり」
こうして一泊することになった俺達だが、城では派遣された騎士達がこってりと絞られていると、なんとなく感じていた
頑張りました




