休日を増やすな。有給を取りやすくしろ
休日を増やすな。有給を取りやすくしろ
シルバーウィークというらしい。
もうね、やめてほしい。
別に私は、みんなに働けと言っているわけではない。
休みは必要だ。
むしろ、ちゃんと休んだほうがいい。
でも、なんでみんな一斉に休むの?
祝日になると株式市場は閉じる。
銀行も閉じる。
会社も休みになる。
当然、通常通りには仕事ができない。
会社員なら「今日は休み」で済むかもしれない。
月給制なら、祝日が一日増えたからといって、その日の給料がなくなるわけでもない。
でも、自営業者や経営者はそうはいかない。
仕事をしたくても取引先が休み。
銀行に確認したくても休み。
手続きを進めたくても休み。
そして、仕事が止まれば売り上げも止まる。
家賃や借入金やその他の固定費は、
「今月は祝日が多いので安くしておきますね」
とは言ってくれない。
もちろん、祝日が一日増えたくらいで会社が倒産する、なんて話をしているわけではない。
ただ、会社によっては営業日が減れば、それだけ売り上げが減る。
利益が減れば、最終的には賞与や昇給、採用などに影響することだってあるだろう。
もともと資金繰りが厳しい会社なら、営業日が減ることが負担になることもある。
つまり、
「休日が増えた。わーい」
だけでは済まない人も、世の中には山ほどいる。
さらに、連休には別の問題もある。
混雑だ。
みんな同じ日に休むから、みんな同じ日に出かける。
高速道路は渋滞。
観光地は混雑。
ホテルはいっぱい。
そして高速道路を走っているのは、遊びに行く人だけではない。
トラックも走っている。
物流は連休だからといって全部止めるわけにはいかない。
食料品も日用品も部品も荷物も運ばなければならない。
ところが、そこへ大量の自家用車が集中する。
当然、渋滞する。
配送に時間がかかる。
ドライバーの拘束時間も長くなる。
燃料だって余計に使う。
これも立派な社会的コストだと思う。
では、どうすればいいのか。
私は単純だと思う。
有給を取りやすくすればいい。
月曜日に休む人がいる。
火曜日に休む人がいる。
翌週に休む人もいる。
夏に休む人もいれば、秋に休む人もいる。
みんながバラバラに休めばいい。
会社だって全員が一斉にいなくなるわけではない。
銀行も動いている。
株式市場も動いている。
取引先も全部が一斉に止まらない。
道路だって、今よりは混雑が分散するだろう。
観光地だって同じだ。
ゴールデンウィークだから全員旅行。
シルバーウィークだから全員旅行。
そんなことをしなくても、
「来週、有給取って旅行に行きます」
でいいじゃないか。
政府がやるべきなのは、
国民全員を同じ日に休ませることではないと思う。
休みたいときに休める社会を作ることだ。
有給を申請したら嫌な顔をされる。
周りが働いているから休みにくい。
忙しいから有給なんて使えない。
そういう状況を変えるほうが、よほど重要ではないだろうか。
そして私は経営者なので、有給なんて関係ない。
休もうと思えば勝手に休める。
もちろん、その間の売り上げはない(笑)
だからこそ思う。
私は仕事するから、
休みたい人は好きな日に休んでくれ。
みんなで一斉に休まなくてもいい。
休日を増やすな。
有給を取りやすくしろ。




