世界一幸せななんでも屋。八百屋の箱に誓う、三美姫との永遠の絆
お疲れ様です! ついに最終回です。
路地裏のなんでも屋が、三人のヒロインと結ばれる最高の瞬間。
これまでの「もどかしさ」が報われる、大団円をお楽しみください!
「……見て、カイくん。街があんなに輝いてるわ」
合同披露宴の当日。王都の中央広場は、見たこともないほどの花と、何万人もの市民の歓声で埋め尽くされていた。
特例法により、正式な「夫」として認められた俺。その隣には、純白のドレスに身を包んだリアナ、アイリス、セレスティーヌの三人が並んでいた。
俺たちが座るのは、豪華な玉座ではない。三人と出会い、数々の癒やしを届けてきた、あの『泥のついた八百屋の箱』だ。
「主。……この箱があったから、私は救われた。今日、この箱の前で誓おう。私は一生、貴様の剣として、そして……妻として生きることを」
アイリスが剣を掲げ、愛おしそうに俺の腕を抱きしめた。
「……フン。不格好な箱だが、私にとってはどの宝石よりも愛おしい聖域だ。主。……これからは公務ではなく、愛する夫を癒やすために、私はこの指を使うぞ」
セレスティーヌが俺の手を両手で包み込み、誓いの口づけを落とす。
「カイくん。……私を、世界一幸せな奥さんにしてね? その代わり、私も世界一、あなたのことを甘やかしてあげるから」
リアナが潤んだ瞳で俺を見つめ、幸せそうに微笑んだ。
降り注ぐ花の雨の中、俺は三人の妻を順番に抱き寄せた。
現代知識で始まった、ちっぽけななんでも屋の物語。
もどかしく、けれど愛おしい距離を歩み続けた俺たちは、ついに「家族」という一つの答えに辿り着いたのだ。
「おめでとう、カイ!」「三人とも、幸せになれよー!」
万雷の拍手の中、俺は確信していた。
この指先がある限り、そして最愛の三人が隣にいてくれる限り。
俺の人生に『疲れ』なんて言葉は二度と現れない。
――八百屋の箱から始まった俺のなんでも屋生活は、今、最高に幸せな結末を迎えたのだった。
(本編・完結)
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
これにて『辺境の八百屋の空き箱で「なんでも屋」を始めたら、国宝級の美女たちが「私を癒やして」と行列を作り始めました』は完結となります。
当初はただのマッサージ師だったカイが、三人の最愛の妻を得るまでの物語。
皆様の応援があったからこそ、ここまで書き切ることができました。
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四人の門出を祝っていただけると、作者としてこれ以上の喜びはありません!
本当に、本当にありがとうございました!




