膝の上は譲れない! 寝顔の聖女と、静かなる「膝枕」争奪戦
お疲れ様です!
前回、耳かきでとろけたリアナがまさかの寝落ち。
空いた「カイの膝」を巡り、アイリスとセレスティーヌが静かな、しかし熾烈な戦いを開始します。
もはやカイに逃げ場はない!? 三人に包囲された甘い地獄をお楽しみください。
「……すぅ……ふぅ……」
俺の膝の上で、リアナが完全に寝落ちした。
イヤーエステの余韻に包まれ、よほど心地よかったのか、ギルドの看板娘としての威厳はどこへやら、口元を少し緩めて幸せそうな寝息を立てている。
「……信じられん。リアナのやつ、一足先に『夢の国』へ旅立ちおったか」
アイリスが、羨望と嫉妬が入り混じった複雑な表情でリアナを見つめる。
「……フン。抜け駆けが過ぎるな。主の膝は、本来、王族である私が優先的に使用する権利があるはずだ」
セレスティーヌも、手にした魔導書をパタンと閉じ、俺の膝の「空いているスペース」を虎視眈々と狙っていた。
「……あの、リアナさんを寝かせたままにしておきたいので、動けないんですけど」
「ならば、その空いている方の膝に、私が頭を乗せれば解決だ!」
「……待て。アイリス。左側は、私の定位置だと以前決めたはず。主。……リアナの足をどけろ。私が代わりにそこに収まる」
二人は声を潜めつつも、火花を散らしながら俺の太ももを左右から奪い合おうとする。
一人は俺の右腕を抱きしめ、もう一人は左側から顔を近づけてくる。
「……ちょっと、二人とも近いですって。これじゃ俺、身動き取れないじゃないですか」
「「しーっ!! リアナが起きるだろう(なさい)!」」
二人同時に口に指を当てて俺を黙らせる。……いや、そもそも騒いでいるのはあんたたちだ。
結局、リアナを膝に乗せたまま、右にはアイリス、左にはセレスティーヌがぴたりと寄り添い、俺は三人の美女に文字通り「梱包」された状態で、夕暮れまで縁側で固まっている羽目になった。
痺れてきた足の感覚よりも、三人の熱量と、時折俺の服を握る指先の強さが……彼女たちの「重すぎる愛」を物語っていた。
三人のヒロインに包囲され、身動きが取れなくなったカイ。
「三人に梱包されるとか、どんなご褒美だよ!」「リアナさんの寝顔をずっと見ていたい……」
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三人の「カイくん捕獲欲」がさらに加速していきます!
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