隣町の刺客? 偵察に来た看板娘vs鉄壁の三美姫
お疲れ様です!
カイの噂が隣町にまで広まり、ついに偵察の刺客が送り込まれます。
ですが、今のカイの周りには「世界最強の防壁」が揃っていて……。
ヒロインたちが団結して(?)外敵を排除する、独占欲全開の回です。
「……ここね。噂の『奇跡の指』を持つなんでも屋っていうのは」
木曜日の昼下がり。路地裏に、見慣れない派手な衣装を纏った美少女が現れた。
腰に手を当て、不敵な笑みを浮かべる彼女。その胸元には、隣町の冒険者ギルドのエンブレムが輝いている。
「……何かお悩みですか。うちは一回百ギルですけど」
「フン、私は客じゃないわ。隣町のギルドで看板娘をやってるミラよ。……あんたのせいで、うちの街の冒険者たちが『癒やしが足りない』とか言って、こっちに流れてきてるの。その正体を暴きに来てあげたわ!」
ミラと名乗った少女が、俺の鼻先に指を突きつける。
どうやら俺の知らないところで、隣町のギルドの経営にまで影響が出ていたらしい。
「へえ。それで、どうやって暴くつもりなんです?」
「決まってるじゃない! あんたのそのマッサージとやらを私が受けて、大したことないって証明してやるわ。……さあ、その汚い箱に座らせなさい!」
ミラが意気揚々と八百屋の箱に座ろうとした、その時だった。
「……あら。隣町のミラさんじゃない。うちの大切なカイくんに、何か用かしら?」
「……主の箱に触れるな。その不潔な体で、聖域を汚すことは許さん」
「不審者発見。……アイリス、こいつを今すぐ地下牢へ連行しろ」
路地の影から、リアナ、アイリス、セレスティーヌの三人が、殺気を隠しもせずに現れた。
いつもなら「看板娘同士」として愛想笑いを浮かべるはずのリアナですら、その瞳は冷たく澄んでいる。
「な、なによ……あんたたち、なんでこんな路地裏に……っ」
「カイくんはね、私たちの『専属』なの。……ねえ、カイくん? 変な虫がつかないように、もっとしっかりガードしてあげなきゃダメね」
リアナが俺の腕にぴったりと密着し、威嚇するようにミラを睨みつける。
アイリスが剣の柄に手をかけ、セレスティーヌが冷徹な視線でミラの退路を断つ。
「ひ、ひぃっ……! 何よここ、怖すぎるわよ!」
隣町の看板娘は、三人の圧倒的な『正妻の壁』を前に、一瞬で顔を真っ青にして逃げ出していった。
「……あの、営業妨害なんですけど」
「妨害じゃないわ、防衛よ。……さあカイくん、変な子の毒気を抜くために、まずは私をマッサージして?」
外敵を退けた三人は、勝利の余韻に浸りながら、再び俺への「癒やしのおねだり」を開始するのだった。
隣町の看板娘ミラ、あえなく撃沈!
カイを巡る争いは、ついに街の境界線すら超え始めました。
「三人のガードが堅すぎて笑う」「リアナさんの目が本気すぎる」
と思った方は、ぜひブックマークをお願いします!
下の評価【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援いただけると、
新たなライバル(生贄)がまた現れるかもしれません!
よろしくお願いします!




