ボロ屋が拠点に早変わり? ヒロインたちによる「勝手にリフォーム」
お疲れ様です、連休二日目!
カイのボロ屋を見かねた(?)ヒロインたちが、ついに実力行使。
「私たちが住みやすいように」という、建前(本音)全開のリフォームが始まります。
豪華な家具に囲まれた、カイの受難をお楽しみください。
「……よし。まずはこの、薄汚れたカーテンから取り替えましょうか」
連休二日目の日曜日。朝食を終えた直後、リアナがどこからか呼び寄せたギルドの搬送車が、俺のボロ家の前に横付けされた。
中から出てくるのは、上質な家具や寝具、果ては高級そうな食器の数々だ。
「ちょっと待ってください。リアナさん、これ、何のおつもりで?」
「何って、リフォームよ。あんな硬い布団で寝てたら、カイくんの腰が壊れちゃうもの。なんでも屋さんが腰痛になったら、私たちの死活問題だわ」
リアナがテキパキと指示を出す中、負けじとセレスティーヌ王女も、王宮の紋章が入った立派な絨毯を運び込ませていた。
「主。この床は冷たすぎる。王家の最高級絨毯を敷けば、この家も少しは『マシ』になるだろう。……あ、その隅には私の専用デスクを置く。主の仕事を隣で監視(研究)するためだ」
「王女様まで……。ここ、俺の家なんですけど」
「甘いぞ、二人とも! 主に必要なのは、休息よりも鍛錬だ!」
アイリス団長は、あろうことか筋力トレーニング用の重りや、最新の武具ラックを運び込んできた。
「これでお泊まりの際も、主と一緒に汗を流せるな! さあ、主の寝床の隣を空けろ!」
三人が競い合うように俺の家を塗り替えていく。
ボロかった平屋は、一時間もすれば「聖女の寝具」と「王家の調度品」と「騎士団の武具」が混ざり合った、カオスで豪華な空間へと変貌してしまった。
「……あの、俺の居場所がなくなってませんか?」
「「「何言ってるの(なのだ/ぞ)! 私たちの隣が、あなたの場所よ!」」」
三人は満足げに「自分たちの色」に染まった部屋を眺め、互いに「私の持ち込んだものが一番主の役に立っている」と視線で火花を散らしている。
外堀を埋められるとは、まさにこのことか。
俺の家は、ただの「なんでも屋の自宅」から、三人のヒロインたちの「第二の拠点(愛の巣候補)」へと、強制的にアップグレードされてしまった。
完全に生活圏を制圧されつつあるカイ。
豪華な家具に囲まれても、彼女たちに囲まれている限り心休まる暇はありません!
「外堀の埋め方がエグい」「三人の好みが混ざった部屋を見てみたい」
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三人の「居座り」がさらに定着していくかもしれません!
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