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ラジオ大賞  作者: ふりまじん
白百合姫
111/111

セカンドフラッシュ

ダージリンには収穫期が基本3回ある。春、夏、秋である。

はじめはファーストフラッシュ、

次の収穫はセカンドフラッシュだ。


私は、夏に収穫されるセカンドフラッシュをチョイスした。


インドのダージリン地方の爽やかな初夏に摘まれた茶葉は、薫りがよく爽やかな味がする。


少女たちとの特別なお茶会にピッタリだと思った。

姪の文花と木曽葵は既にテーブルに座っていた。


姪が誉めてくれた梨のパイをドイツの高級食器に盛り付けると、私のパイもそれなりに旨そうにみえた。

料理にも…『孫にも衣装』ってあるのね。


私は、庭で見つけた金木犀の花を軽く皿に散らして飾る。


男ばかりの家では…あまりやらない遊びに心が弾む。

やっぱり…女の子はいいわ( 〃▽〃)


私は、浮かれながらお茶会の準備をした。


庭のテーブルに仲良く座る少女の姿に笑みがこぼれる。


「ごめんなさい。遅くなって。」

私は、そう言ってテーブルに皿を並べる。

なにか、おままごとのような、緊張感が込み上げたが、子供のまえだとそれを飲み込んだ。


「なにか…お手伝いしましょうか?」

少し控えめにボブヘアーの少女が声をかけてきた。


彼女が木曽葵。

私の後輩の姪である。


「いいえ。大丈夫よ。お客様はゆっくりしていて。」

私は笑顔で答えた。


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