百八十四章 顕現、天理照赫
「・・・」
白梅は棺に耳を当てて瞼を閉じた。
「居た!月の神だ!」
「これで私たちも強くなれるぞ!」
剣を携えた者たちは白梅を見て笑む。
私はとっても孤独。
でも、ここはとっても温かい。
あの楽しい日々を思い出す。
そんな時、棺から私を呼ぶ声が聞こえた。
「白梅・・・」
梨々香の瞳が狼のような瞳に変化して髪が赤色に変わって神刀華炎が纏う炎が赫色に変化した。
梨々香が力強く神刀華炎を掲げると赫色の雷が降った。
赫色の雷が昼空にヒビを入れる中、神刀華炎が纏う炎が治まって刀身が赫色に染まって輝いた。
「・・・」
梨々香は真っすぐ神ノ雫・終夜を見つめると、照赫する神刀華炎を軽く一振りした。
振られた照赫する神刀華炎は空中に七色の曳光を色濃く残す。
七色の曳光は少しずつふわりと陽炎のように消えていく。
「華千崎 梨々香!!貴様を葬り、この世界を私のものにする!!」
神ノ雫・終夜は叫びながら闇の光線を放った。
照赫する神刀華炎を握った梨々香は闇の光線を避けながら神ノ雫・終夜に接近して巨大な雫を斬った。
「キィァァァァァァァァ!!!!」
神ノ雫・終夜に潜むビゼルは悲鳴を上げた。
照赫する神刀華炎は巨大な雫を次々と切り裂き、飛び散った燃える破片が超巨大な雫に超高速で飛んだ。
「く、クソッ・・・!なんて力だ・・・」
神ノ雫・終夜は別の巨大な雫で燃える破片を防ぐ。
しかし、巨大な雫は破片になって飛散し、飛散した破片を受けた巨大な雫が連鎖的に砕け散った。
「この程度で勝ったと思うなよ!?」
神ノ雫・終夜は灰色の結晶を大量に生成し始めた。
灰色の結晶に神気が注がれると、変容して偽神グヴァンゼァムになった。
「天道」
梨々香が照赫する神刀華炎を下段で構えると、刀身から紫色の雷を纏う金色の炎が溢れ出した。
「隼炎獄道」
梨々香の一振りと共に紫色の雷を纏う金色の炎の隼が地を揺らすほどの音を轟かせながら飛んでいく。
黄金色の炎の隼は凄まじい勢いで偽神グヴァンゼァムを呑み込んで消えた。
「そんなに力を消費して大丈夫か!?私の力はまだまだ有り余っているぞ!!」
神ノ雫・終夜は梨々香に闇の神気弾と光線を放った。
梨々香は瞬斬・連閃で偽神グヴァンゼァムを閃光のような速度で斬りながら反撃・剛斬で巨大な雫を叩き壊す。
梨々香は攻撃が止んだ瞬間を見逃すことなく炎の弾を放つ。
炎の弾は神ノ雫・終夜の周りで大爆発を起こした。
「調子に乗りやがって!!!!」
神ノ雫・終夜は灰色の結晶に神気を注いだ。




