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Cat&Dog  作者: tomo
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3/3

来訪者

お久しぶりです!続き書けました!

「あのさ……今日友達呼んでいいかな?」

犬人か例によって、気まずそうに声を上げる。

「別に何も問題ないにゃ。お前断る頻度めっちゃ高いけど、無許可でいいにゃ。」と流れるように許可する猫助。むしろ内心的には一に勉学、二に勉学だった犬人の友達というものを見てみたい気持ちがあった。

「えっ……本当にいいの?片っぽが超面倒くさいんだけど……まぁ、大学のサークルの後輩でさ。」

「あぁ、そっちかにゃ。親友としてご挨拶はしておかないと!」と妙に張り切る親友を背に

(本当に大丈夫かな……?)

犬人は不安の顔を覗かせた。

「もしもし、獅子戸、一応こっちから許可取ったけど、熊田にくれぐれもハメ外さないように言っといて……」

……

約束の時間、謎の焦りを隠しきれない犬人をよそに猫助は意気揚々と呼び鈴が鳴るのを待っていた。

「にゃんでお前が緊張してんだよ、普通逆だろ?」

「だって……あっ、ドア俺が開ける。」

犬人のため息を合図にして呼び鈴が鳴る。次の瞬間、

「兄さんっ!」と誰かの叫び声がしたかと思えば犬人がそばにいない……というか倒されていた、クマに。

「だっから、引っ付くなって!暑苦しいんだよ、熊田!」

「だって兄さん急に大学辞めちゃうから……オイラ久しぶりに会えるから嬉しくなって……」

「それはいいから離せ!」

この光景をみた猫助は思った。

何にゃこのデジャヴ……?と。

「はい、豪そこまで〜、いや〜先輩すみませんね、毎度毎度……」

(一体何を見せられている……?)

「ったく!何回俺は倒されりゃいいんだ⁈」とさぞ立腹の犬人に猫助から一言。

「いや、お前大ブーメランだから、そっくりそのままお言葉返せるにゃ。」と呆れたように言った。

それを聞いた犬人は数秒間フリーズしたが意識を取り戻し、「そんなことは二の次!」と振り払った。

「どこが二の次にゃんだよ……」

「さて、気を取り直して、自己紹介行こう!」

(上手く逃げやがって……)

すると熊田が勢いよく立ち上がり、

「オイラは、熊田豪(くまだつよし)っす!兄さんとはコーラスサークルで知り合って、それからよくしてもらってます!」

といかにも熱血系な声で言い放った。

となりの獅子戸も

「んじゃ、次は僕ですかね……獅子戸猛(ししどたける)です。このバカグマと一緒のサークルに入ってて、同時に抑制やってます。」

ライオンと熊……イメージ的には全く逆だったけど、ボク達元はヒトだからにゃ……っていうか!

「犬人!お前んとこの大学、屈強な奴多すぎだと思うんだけど!そういう規定でもあるのかにゃ⁈」

「落ち着けってニャン助!一旦考えてみろ?俺がガタイ良くなったのはODのせいで2人は獣化したからってことはわかるだろ?」と若干興奮気味になる猫助を宥める犬人。

「ごめん……ちょっと取り乱したにゃ。ボクは洒落市猫助、ゲームのプログラミングしてるにゃ。しっかし以外だにゃ〜、犬人がコーラスやってたとは。」と隣を小突いてみる。

「まぁ、嗜む程度にね……少し恥ずい……」

「兄さん?何も恥ずかしくないじゃないっすか!兄さんの高音凄く綺麗でオイラなんか比べ物にならないぐらいで……」と熊田が絶賛すると、

「へぇ……?聞いてみたいにゃ〜?」と猫助が少し悪ノリする。

「やっ……やめろよ2人とも……」

当人は恥ずかしさでクッションに顔を突っ伏して涙声で訴えてはいたが。

「兄さんと猫助さんって仲よさそうですけど、もしかして同s……」

ゴスッという音と共に熊田の言葉が途切れた。

頭にたんこぶを生ませたのは他でもない、獅子戸だった。

「人のテリトリーに踏み込んでんじゃない、せめてルームシェアって言え。」

「凄まじい破壊力だにゃ……」

「ああいう奴なんだよ、獅子戸は。」

「で、お二人は何故ルームシェアを?」

「ボクが犬人にしてきた今までの罪滅ぼしだにゃ。それにしても獅子戸君、君は無口なのかにゃ?」

「いえ、僕はコイツみたいに無駄なことは喋らないので。」

「いってぇ……猛、なんでいつも殴んだよ!またたんこぶできたじゃんか!」と痛みが和らいだ熊田に激怒された獅子戸は

「お前が相応のことをしたから。もう少し距離感ってものを覚えろ。……もうこんな時間か……先輩、洒落市さん、お邪魔しました。……豪、帰るぞ。」

「もうちょいだけいたかったんだけどな〜、兄さん、猫助さん!また来ますね!」

2人の猛獣はそう暇乞いをしながら夕日の坂に消えていった。

「犬人、お前って変わった後輩に好かれてんだにゃ。正直ビックリした。」

「俺も同感。また来るって言ってたけど、俺はもう腹一杯だよ……」

「ボクはお腹減ったから飯の準備するにゃ。」

「了解!」

口ではそんなことを言いながら『こういうのもいいかもしれない』と密かに思う犬人だった。



熊田豪

年齢:19歳

animal type:bear

一人称:オイラ

誕生日:5/7

犬人の大学の後輩で犬人と同じコーラスサークルに参加している。(パート:baritone)犬人が在学当初最も目をかけてやったので、彼のことを「兄さん」と呼んで慕っている。いろんなことで口を滑らすので獅子戸にゲンコツされるのがテンプレ化している。しかし、何が障ったのかは理解してない。体系的にはガチムチ。


獅子戸猛

年齢:20歳

animal type:lion

一人称:僕

誕生日:3/22

熊田と同じくコーラスサークルに参加している。(パート:Tenor Ⅱ)基本的に無口(本人談は無駄なことは喋らない)なのだが、熊田が失言をした時だけは正拳突きをして黙らせる。ちなみにTenor Ⅰだった犬人とは同じパートだったこともありコミュニケーションが取れているよう。



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