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無機質な腐敗  作者: 望月笑子
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このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。

「このリストの中に、お前の名前も載っている」

加藤が車の中で、今月中に解雇される派遣社員のB4紙サイズのリストを見せた。

係長からFAXで送られてきたものだという。

B4紙には、妙子の他に、10名ほどの派遣社員名と各人材派遣会社名、そして、それぞれの解雇理由がプリントされてあった。

妙子の解雇理由は、『頻繁にトイレに行く』だった。

「機械が故障したので、手が空いたから、その間にトイレに行ったのは事実ですが、それはただの一回です」

「いいんだよ、嘘を吐かなくても」

「嘘じゃありません。トイレは生理現象なので、何度行ってもいいと、現場から聞かされていましたし、それに私は、頻繁にトイレに行っていません」

「俺は、最終的に派遣社員を解雇するか、しないかを決める権限を、持っているんだけどな」




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