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無機質な腐敗  作者: 望月笑子
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妖怪が、ウヨウヨしているような所だったという。

「仕事中に、コーラの瓶を投げ付けられて、顎から血を流した新人の女の子もいたのよ。その子は、泣き出して、辞めちゃったんだけどね」

「それって、明らかに、傷害罪になるんじゃないですか?」

妙子はビックリした。

「でしょうね。でも、あの人たちは、そういうことを平気でする人たちなの。私なんか、駐車場で待ち伏せされたのよ」

「え?また、どういうわけで」

「分かんないわ。なにか言いたい事でもあったんじゃないの、あの人たちは…。肌が合わないって言うか、変わり者達とは、気が合わないのよ」

にわかには、信じられない話だった。

「現場の苦情処理担当課長で、加藤さんという方がいるから、もし何かあったら相談しなさい。私も、よく相談にのって貰ったの。ここの現場の人たちでは話にならないから。ちょっとちょっとの人たちばかりでしょ」




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