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無機質な腐敗  作者: 望月笑子
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確かにそうだった。

現場の人間は、誰もが忙しそうで、まともに相談にのってくれそうな人はいなかった。

加藤狩雄は、妙子が入社した時の、スキルセンターで指導教育をしてくれた人物だ。

「どうやったら、会えるんですか?」

「加藤さんは、総務部の人事課長さん、なんですって」

「そうなんですか?」

「ええ。総合センターで働いているから、たまにしか会えないんじゃないかしら」

現場には、各ラインにチーム・リーダーが1人、そして、各部門に工長がいる。

さらに、詰め所には、係長が1人いる。

苦情処理担当課長の加藤が、常に現場にいるわけではなかった。




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