クールなドジっ子の私
私の名前はレイヤ・スロスト、この世で唯一全属性の魔法を扱える可愛い女の子(?)
「あっ、いだっ、つぅっ……、ここの階段絶対に意思持ってるだろ……。ぶっ壊そっ。」
とりあえず階段を爆発魔法でぶっ壊したあと、軽く浮遊して二階にある自分の部屋に向かった。ここで階段をぶっ壊したことを後悔した。お察しの通り魔力を消費して浮遊をわざわざしないといけなくなったからだ。
「よいしょ。まったく……階段ぶっ壊したやつ誰だよ。」
ここはあえてツッコミはしなかった、したら負けだと思ったからだ。私がそう嘆いて(?)いると後ろから声が聞こえた。
「レイヤ何してるのよ……。」
セリナだった、セリナは私の一番弟子で昔はたくさん土下座して私に胡麻を擂ってきたくせにその三日後から普通に私への敬意が無くなってしまった。これは破門にして良いのでは? といつも思っているが可愛いので許そう。
「あ、セリナ、いやさぁ……、階段で転んでイラついたからぶっ壊しちゃった、てへっ☆」
「イラついたから壊すって……、それより、これは誰が直すと思っているんですかぁ??」
「あ、私この後朝ごはん作らないと! セリナよろしく〜!」
「ちょっ! 待ちなさい! 相変わらず逃げ足だけは速いドジな師匠なんだから」
そして私は逃げてる途中で転んだ。
「あ、痛っ。」
「ぷっ。」
「笑ったな? あー、もう朝ごはん作る気失せた〜!」
「ちょっ、ごめんって、でもいきなり転んだからさっw」
「笑うなぁ!!」
なんやかんやあってその日はとりあえず修理費を弟子に取られた(盗まれた)。師匠への敬意は一体どこにいったのやら……。いっそのこと私のこといつでも無料で貸してくれるアパートと勘違いしてるだろ、あいつ。
「師匠〜、直しといたよ〜、とりあえず。」
私は確認にいった、ダンボールで修復しやがった。
「どう? すごくない? 私張り切っちゃったんだよね!」
私はニコニコしながらセリナの肩を掴んだ。
「うん、やり直し。」
「えぇ〜! そもそも壊したの誰よ……。」
私は目を逸らした。朝ごはんを作ったという言い訳はもう出来なかった、なので。
「許してっ?」
奥義、上目遣いをした。




