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クロスワールドーー48歳のサバイバル馬鹿が異世界に放り込まれた結果、まず飯を作り始めるーー  作者: こっちのあっきー


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クロスワールド

彼の名は笠原 りょう サバイバル好きの48歳、趣味は動画鑑賞と音楽、山に入りブッシュクラフトなどのサバイバル生活を送る事、自給自足に憧れて、農業、建築、料理を学ぶ。

塩や砂糖の確保の仕方、調味料の生産方法、酪農など…。中学の頃から、もしも明日から文明がゼロスタートしたらどう生存していくのか?そんな妄想をしだして早三十幾年、あっと言うまに歳を取りこんな歳に…


水の確保、温度の確保、食料の確保、衣食住の確保に留まらず、エネルギーの作り方まで考え学んだ。

また、薬学にまで…

しかし、現代社会では社会不適合者であった。

だが28の時に山を購入し、それまで貯蓄をして最低限の生活を維持していた。山には何でも有り、もはや支出は通信費と幾ばかの税金のみ。

狩猟免許を取り、季節ごとに猟師として年に120万円ほどの収入を得ていた。

それでも支出より収入が勝る生活を送り悠々自適ライフ。

購入した山には電波が入り、川の支流がある。

滝の流れを利用して発電をし、パイプと電線を走らせ家にはなんと電気と水道を引き込んでいた。


家は行きすぎたブッシュクラフト、もはやロッジをも越えてリビングと寝室、作業部屋、掘り下げた地下倉庫まである。

風呂付き、トイレは浄化槽


 ある日山を下り異変に気付く


「なんか静かだな」


1ヶ月ぶりの下山、辺りは静寂に包まれていた。

しかし余り違和感は無い。田舎なので元々人は少なく、自分の山の周りには民家は無い。

普段は自家発電と水道も川の支流から引いて要る為、インフラは変わらずテレビも見ない。

Net○リックスや○マプラしか観ないりょうは、いつも下山した時に、世の中の変化を知るのであった。


「あれ?なんかおかしいな」


毎回、下山した時にスーパーへ行き、アイスクリームを買って食べるのが楽しみだった為、やっと違和感を感じたのがスーパーの駐車場に着いた時であった。


車が一台も停まっていないのだ。

スーパーの電気も付いていない。


「休みかな?ここら辺はコンビニも無いし残念だ…」


まあ、今回の目的は軽トラに積んでいる射止めた獲物、イノシシ2頭と鹿3頭を食肉加工所に売りに行く為だった。

しかし、食肉加工所も開いていないのだ。


「困ったな…」


そこに自衛隊の隊員5名がやって来た。


「そこで何をしている!」


隊員は物々しい声色で話しかけてきた。


「いや、久し振りに自分の山から獲物を売りに来たのですが、何処も休みみたいで何かあったのでしょうか?」


少し不安げに聞くりょう、とにかく山で人と話す事がないので人との会話が久し振りなのだ。


隊員は挙動不審なりょうに対して怪訝そうな反応を示す。


「知らないのか?1ヶ月前に大きな隕石が落ちてインフラが止まったあの事件を!」


とんでもない事実を告げられる。どうやら町の住民は避難をしてこの町には人は数件の避難を拒否した住民しか残っていないようだ。自衛隊は安否確認と配給品を届けに来ていたらしい。


「ネットと電波は有るみたいですが...そうだったんですね…」


どうやら通信施設は平常運転しているようだ。

自家発電施設のある場所はまだ生きているらしい。ただ、水道とガスと電気が今途絶えているらしい。


「これを!」と自衛隊の隊員は1世帯分の備蓄品を渡してきた。


「ありがとうございます。困りましたねそんな事が起こって居たとは…」


「政府と企業はこの辺りの地域を諦めてしまったらしい…今回は配給に留まったが残りの住民も避難させる。あとはあなたと老夫婦2世帯だけだ。」

隊員は伏し目がちに告げた。


「私は半分世捨て人の様な生活をしているので…避難はしません…」

りょうは隊員にそう告げた。


「そうですか、町の資材は自由に使って良いとのことです。残る決断をした方へ政府よりの伝言です」


隊員たちはそう告げ去った。


りょうは備蓄品を受け取り軽トラに積み込んだ。

現状はこの辺りの最後の人々を避難させるようだ。

今は秋口で復旧の目処が立たないため、この町のガソリンスタンドをオープンにしたらしい、必要な分を自由に供給しているようだ。


りょうは隊員により情報を得て、ガソリンスタンドへ向かった。

車に給油をして、荷台に積んでいたドラム缶2つにガソリンと灯油をラッキーと思い補充した。


「なんか非常事態らしいから貰っておこう」


ちゃっかりしているようだ。

あと、ホームセンターに寄り鉈や工具を積めるだけ積んだ。


「うわ!ポータブル電源も有るじゃん!付属のソーラーパネルも!」


貰える物は貰っておこう、山のインフラもいつ壊れるか分からないから予備も必要なのだ。

りょうは一度山に戻り、積んでいた物資を下ろし倉庫に運んだ。

翌日、りょうは照明や家電の予備も必要だと思いまた下山し倉庫に入るだけ運び込んだ。


「最悪この備蓄品が最後になる可能性も有るからな…」


どうもおかしいのだ、ただの災害であれば町の放棄の様な対策など取るはずは無い、しかも企業が商品を放棄するなど…、でも自分は山での暮らしを選択して今までもやって来た。

ここで生きていく為の物資を集めようとひたすら山と町をピストンした。


スーパーにインスタント食品や備蓄品を取りに行った時により危機感を覚えた。

肉や野菜、お総菜は腐り異様な匂いを放っていた。避難は1ヶ月前に行われ腐敗しきっていた。

悪臭に我慢しカートに積めるだけ積んだ。

町にはスーパーとドラッグストアの複合ホームセンターが1件しかない。


特に薬品は積めるだけ積んだ。こればかりは自分で作れないからである。


「こんなものかな…」


空に向かってひとりごつ。その時遠くの空が歪んでみえた。


「なんだあれ」


とりあえず状況確認だ。

物資は潤沢だスマホはネットに繋がる。

とスマホを見た時、変なアプリがホーム画面に有るではないか、ステータスと魔物図鑑。


「なんだこれ?」


とにかくおかしい、ネットで調べてもこの辺りの地域の事は一切ニュースになっていないのだ。

おい!おい!おい!やってしまったかもしれない、あの時に避難しておけば良かったのでは?

隕石?インフラ断裂?とんでもない事が起こって要るのにネット上では何も触れられていないのだ。


「とりあえず帰ろう」


はっきりわかる事は今自分はかなりテンパって要る事と、考えることを放棄した事だ。


「あの空の歪みは何なんだよ!」


境界の狭間を見つめながら運転していると、何か人影が動いているのが見える。あれ?人がまだ要る?車を停めて凝視していると?!


「人じゃない!なんだあれ!!」


顔がブタで二足歩行、良くみるラノベアニメやファンタジーに出てくるオークだ。


「何かと戦ってる?あれは人だ!金髪?あっ!倒した。どうなってるんだ?」


疑問しか湧かない、とりあえず帰ろう。



短編にしようか連載にしようか悩んでいます。希望が多ければ書こうと思います。

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