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せっかくランキングに載るようになったのですが、

明日でストックがなくなるため、

来週の月曜日から恐らく1週間に一度の投稿になるかも知れません。

本当にごめんなさい。

「これ以上は個人の詮索になるから、やめておこう。それより最初の目的だ。テイク、スキルの方はどうだい?」


 アーシェスは話を強引に変更した。オルスとフィーネもアーシェスの最もな指摘にすぐ詮索するのを止め、話を戻すように努めた。


「そうだな、一応アーシェスから話の概要が聞いておる。換装スキルとは違う、装備の変化スキルを作るという事だったな」

「おう、そうだな。一応今日のためにサンプルムービー作ったから見てもらっていいかな?」


 そういってテイクは自分の工房で撮影したスキルクラフト中の映像を投影する事にした。


「前のやつから変わったのかい?」

「そうだな、アーシェスに見てた奴から、多分全然違うやつになったと思う」

「楽しみですね」


 テイクは映像を保存したホログラムを投影した。


「ほう、これが……」

「すごいですね!」

「――本当に面白いな」


 オルス、フィーネ、アーシェスの感想だ。言葉数は少ないが、テイクのスキルエフェクトを、三人が食い入るように見て様子を満足そうに見ていた。


「どう? 一応こんな感じで作ろうと思ってるんだけどさ」

「うん、まずこの装備が切り替わる所。侵食されるようにエフェクトが広がり装備が変わる所! まさに、闇に落ちた騎士っていう僕のイメージにすごく合っている! 下からでるエフェクトもいいね。ちなみに、ちょっと苦しそうにしているのは、そういう効果があるのかい?」

 

 矢継ぎ早に感想をいうアーシェスにオルスとフィーネは驚いた。テイクは割りとよく見かけるため、アーシェスの質問に答えている。


「あれは事前に魔眼スキルの代償を受けてたんだよ。どうしても棒立ちのままスキルを使っても

迫力ないからさ。だからアーシェスには演技か何かで、苦しむような芝居をしてもらうか。もしくは、実際そういうスキル代償にしてしまうか。どっちがいい?」

「悩むな。演技は苦手じゃないからそれでもいいが、これだけのスキルになると代償はどうなりそうかな?」

「正直な所、わからないんだよね。ただの換装スキルなら対した代償にはならないと思う。でもスキルエフェクトの色味を全部変更しようと思ってるからさ。付属する効果は攻撃力増加、移動速度上昇ってくらいはつけようと思ってるから、恐らく代償は、防御力低下、HP回復力低下、バトル中は元の装備に戻せない、それくらいは付くんじゃないかな?」

「それくらいなら問題ないね。もしそれで駄目ならスリップダメージを入れてもいいよ」

「おっけー」

「ふーむ、この防具はどうやって用意したのだ?」


 続いてオルスからの質問だ。


「これはNPC売りのアイテムを二つ買って、片方は分かりやすく染色だけしたやつだね」

「つまり私たちは今のアーシェスの装備をもうひとつ作ればいいって事かしら」


 フィーネの発言に、テイクは頷いた。


「その辺は俺も詳しくないから知らないんだけどさ、アーシェスの装備をもう一個作れるものなの?」

「確かアーシェスの武器を作ったのはもう3ヶ月くらい前か」

「私は半年くらい経ってるわね」

「うん、二人が作ってくれた装備は使い心地がいいからね。思えば長く使ってるな」


 アーシェスが聖騎士のジョブになり、良い装備を作れる人がいないか探し、そして出会ったのはこの二人であった。


「どうする? 色を変えた同じものを作るか、いっそ新しくするか?」


そんな提案にアーシェスは少し悩む様子を見せた。

「そうだね。ベースはそのまま、一部装飾と色を変えてもらってもいいだろうか。イメージは引き続き闇落ちって感じでお願いしてもいい?」

「承った!」

「こっちも了解よ」

「うん、ありがとう。テイクはそのまま、スキルを完成させて、運営に申請を送って貰っていいかな?」

「いいぞ。アーシェスはこの後はやっぱあれか?」

「うん。チームメイトを集める」


 そうして、新スキルについての打ち合わせは終了した。

お読み頂きありがとう御座います。

評価、コメント等頂けるとモチベが上がりますので、

よろしくお願いします。

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