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雹牙のケジメ
《もしもし?小夏?》
私は、軽快な着信音に気づき、ポケットからケータイを出していたところだった。
電話の相手は・・・
「雹牙?」
真夏のこと、どうしよ?
そう考える自分がいた。
別に、たまにはわがまま無視してもいいじゃん。
そういう自分もいる。
《あのさ・・・俺、お前のことやっぱ好きだわ》
「えっ」
自分でもわかる。
私の体温が、一気に上昇してる。
別に、たまにはわがまま無視してもいいじゃん。
自分の欲に負けちゃった。
「そ、それって・・・」
《小夏、俺と付き合って》
ドラマで聞き覚えのあるセリフ。
まさか自分が言われる日が来るなんて・・・。
「うん」
私はようやく気が付いた。
自分の気持ち。
雹牙への・・・恋心。
「私も好き」
言っちゃった。
《そっか・・・明日暇?》
「あっ・・・うん、暇だよ?」
《んじゃ、デート行かね?》
「でっ、」
デートぉ??!!
《あ・・・イヤ、だった?》
「えっ?!ううん、っ全然!!」
《良かった・・・ぢゃ、明日の10時に駅のホームな》
「・・・うん、わかった」
《じ、じゃあ、明日な》
「うん」
そう言って、私は通話終了ボタンを押した。
ねぇ、真夏。
私、間違ってたのかな?
好きな人に告白されて、浮かれてた。
この後起こる、あの出来事に気づきもしなかった。
私はアナタに、何て謝ればいいの??




