表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/11

第一章 (-_-)失敗!

今俺は自分がしてしまった事態に酷く後悔している。

目の前は真っ暗だ。

理由:バカが俺に覆い被さったから。

・・・・ヤッパリちょっと緊張する。

違う、すげー恥ずかしい。

あいつはヘタレだけど一応男で俺は女で・・・ああくそっ!

ちょっと体感気温が上がった気がした。

けど…それより見つからねぇほうが重要だ。

俺は再び意識をもどす。


少しくらい小さな声を出して「離れろ!」とか何か言おうと思ったが、俺は教師がすぐ近くにいるのに気が付き、ひたすら見つからないことをいのった。


久保田義光は鋭い眼光でその場を見回していた。逃げ道がないと踏んで、上がってきたそこには誰もいない。

あるのは使わなくなった、公共用具や各部活動のいらなくなった用具が積まれている物置のみ。

しばらく見渡し、彼は立ち去ろうと向きを変える。

……納得がいかない。

まさか空耳だったとは認めたくなかったのだ。

彼は何もいないそこに脅しのつもりで振り返りながら

「コゥラァ!」

「ひゃあっ!」

「ぶっ」

「……」

打てば響くように帰ってきた。彼は唇の端でかすかに笑みをもらす。

聞こえた。

誰か男女の叫びが……すかさず、声の下方向を凝視する。

フフフ、そういうことか。

彼は声なき声で納得し、確実な確信と共に安物ロッカーに忍び寄る。



………せ、狭い。

僕はただ早く教師が去ってくれるのを祈っていた。小畑はただじっとしている。

僕は抱きかかえた態勢を非常に意識しながら。

ただ祈っていた。

色んな意味で、

そう、色んな意味で頑張っている僕は一刻も早くここからでるため、僅かに光が差し込むその隙間からから教師が立ち去ったのか確認しようと思い、首をゆっくり回してい……


「コゥラァ!」


当たり前だ。突然の怒鳴り声に驚かない方がおかしい。

これは後の弁解の為に言うが不可抗力以外の何ものでもない。

僕は小畑に思い切りしがみついてしまった。

本当にわざとじゃない!

すこし気持ちよかったりしたけど・・・いやわざとじゃあない!


「ひゃあっ」


彼女が思わず叫ぶ。


や、やややばい。


首がギシギシサビたブリキ人形のように動いて、ひどくスローで彼女の様子を伺った。




小畑は震えていた。






怒りに。


半秒後に彼女はこの狭い空間の中で身をよじり、エルボーアタックがはなたれた。

見事にみぞおちにはいったそれに僕はまた情けない悲鳴を上げた。



俺は波打つ心臓を感じながら、この最悪最低超馬鹿野郎に肘打ちをくらわした。

ロッカーが音を立て揺れる。

まだ怒りが収まらない。

狭い中だから俺もバカカスもさっきから態勢が変わらず

どちらかというと俺の打撃で、奴の体は余計にこちらにたおれかかってる。

このっ離れろ!

一刻も離れたい俺は密着状態を壊すために、肩で息をしながらもう一発打ち込もうと体を捻った。



!!!!


急に眩しい光が差し込んできた。


思わず眉をひそめて俺達はそっちの方向をみる。

そこには、なんかとっても恐ろしい笑みのオッサンが仁王立ちしていた!


……忘れてた。


教師からかくれてたんだっけ?


フハハハハハッ

みな死ね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ