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閨怨  作者: Ala-Maris
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続き

 その海岸は断崖にあり、夕日がきれいな観光名所である。それと同時に、疲れた人たちが生まれ変わる場所でもある。私もその1人だ。もう私の足は宙を舞っていた。生まれ変わるまでの数秒間、自分の人生を振り返っていた。

幸せになりたい。というよりかは平穏に生きたかった。

盲目。というよりかはずっと色が濃いサングラスを掛けているようだった。

何をしても楽しくない。というよりかは感情を出せなかった。

わからない。というよりかは記憶がない。

休む場所がなかった。というよりかは逃げ場所がなかった。

休んでいるはずなのに比べられることになっていた。

死のうと思っていた。というよりかは存在ごと無くなってしまいたかった。

死にたい。というよりかはひっそりと生きたかった。

そんな人生だった。

うみは 広く、大きい。

月がのぼり、日が沈む。

大きい波に、白い波。

そんな波はどこまで続くのだろうか。

こんな海で悠々と泳ぐ鯨になりたい。


海は広かった。

青かった。

明るかった。

光っていた。

そんな最高な海の一部になると思うと私は嬉しかった。


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