幼馴染との休日
今日は学校が休みで休日だ。家でゆっくりしていようかと思ったけど、スマホを見ると胡桃から連絡が入っていた。
「「今日は晴れて気持ちのいい日だから、一緒に出掛けようよ」」
休日にやることもないし、天気もいいなら出掛けるか。俺は一言だけ返事をして、行く事にした。
待ち合わせ場所は、この前行ったショッピングモール。何か買い物をするらしいけど、少し来るのが早かったかな。数分待つと、そこに胡桃が現れた。
「ごめん、遅れちゃった?」
「いや俺が早く来すぎただけだよ」
「ふふっそうなんだ」
今日の胡桃は、学校にいる時とは雰囲気が違った。それもそのはず、制服と違って私服だからだろう。それにしても、休日に胡桃と出掛けることはあまりなかったから新鮮だな。
上は腕の部分にリボンがついた白のブラウスで、下はピンクのスカートで可愛い系の服を着ている。俺が見ていると、恥ずかしそうにしながらこんなことを言ってきた。
「に、似合ってるかな?」
「うん、可愛くて似合ってるよ」
「えっありがとう! それじゃあショッピングモールにレッツゴー」
「おう!」
素直に褒めたら恥ずかしいのを紛らわすためか、すぐにショッピングモールの中に入って行こうとする。俺もついていくようにして入ると、休日という事もあって混んでいた。
「今日は人が多いな」
「まあ今日は休日だからね」
「あっそうだ、今日は何を買いに……」
「あっ見て見て、この前の猫ちゃんがいるよ!!」
俺の話を聞かずにペットショップにいる猫の方に行ってしまう。
猫を見ている時は前と一緒で、猫語になっていた。
「かわいいにゃ、よしよし」
「何回見ても猫は飽きないな」
「うん、ずっと見てられるね!」
「じゃあそろそろ行くか?」
「もうちょっとだけ!」
しばらくして猫を見終わった後、胡桃はレディースの服が売っているところに向かった。どうやら今日は服を買いに来たみたいだ。早速、店に入ると自分が気になった服を試着室に持っていき、着替えて俺に見せてくる。
「どうかな似合ってる?」
「大人っぽくていいな、いつもとは違う感じだ」
「ふむふむ、じゃあこれはフリフリのやつ」
「それも似合ってるな」
「うーんどれにしようかな……あっ一也が選んでよ!」
「えっ俺が選ぶのか?」
「その為に来てもらったんだから」
「じゃあ俺は……そっちの大人っぽい方がいいかな」
「うん、じゃあこれにするね!」
俺が選んだ方をすぐに買いに行った。服選びのセンスとか無いけど大丈夫なのかな。
そう思っていたが買ってきた服をぶらぶらとさせて、満足気に戻ってきた。
「買ってきたよー」
「おー良かったな。じゃあ他にも行くとこある?」
「もうないかな」
「それじゃあ今日は帰るか」
「うん、帰ろ―」
買い物も意外と早く終わり、帰る事になった。
帰り道で、胡桃が口を開く。
「せっかくの休みだったのに、来てくれてありがとね」
「どうせ今日はやることなかったし、用事ができて良かったよ」
「そうなんだ、じゃあこれからも休日はいっぱい誘っちゃおうかなー」
「うん、いいよ!」
「やったね!」
こうして無事に買い物も終わり、充実した休日になるのであった。
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