表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/11

幼馴染はご機嫌斜め

 学校での昼休み。どうやら幼馴染の胡桃くるみは、ご機嫌斜めみたいだ。どうしてかはわからないけど、ふてくされたように頬を膨らましている。


「どうしたんだよ、そんなに機嫌悪そうにお弁当食べて」

「別に―、機嫌悪くなんかないもん」

「そうなのか? 正直に言ったら、何でも一つだけ言うこと聞いたのに」

「えっ本当! じゃあ機嫌悪いよ、いや少しだけ悪い!」


 胡桃は飛びつくようして言ってきた。


「正直に言ったよ! どんな事お願いしようかな」

「もうだめだよ、最初に嘘ついただろ?」

「むー違うもん、だってコンビニに売ってる限定のプリンがなかったから……」

「限定のプリン?」

「今日発売のなんだけどね、上にクリームが乗ってて美味しそうなの! それなのに買おうとしたら売り切れてて」


 待てよ、そのプリン俺が朝に買ったプリンじゃないか。今日はたまたま新発売と書いてあったプリンが目に入り買ってみたけど、これが限定のやつなのかな。

 俺は買ったプリンを袋から取り出して手渡した。


「もしかして、これのことか?」

「えっ、うんそれだよそれ! 何で買ってるの!」

「たまたま買ってみただけだよ。いるか?」

「いいの?」

「これで機嫌がよくなるならいいよ」

「やったー大好き!!」

「ん?」

「あっ違うよ、プリンに言ったんだよ!」


 怒ったようにそう言われてしまう。プリンに大好きなんて普通言うかな。

 そう思いながらプリンを開けて食べる胡桃を見ていると、視線に気づいたのかこんなことを言ってくる。


「み、見てると緊張して食べれないよ」

「あっごめん、美味しそうに食べてるから見てて飽きなくて」

「そんなに美味しそうに食べてるかな。少しいる? 一也かずやがくれたプリンだけど」

「少し貰おうかな、あむっ美味しい」


 胡桃がスプーンですくって食べさせてくれた。あーんするのが普通みたいになってるけど、このままでいいのかな。

 

 プリンを食べ終えた胡桃は、お礼を言ってきた。


「ありがとうね美味しかった!」

「機嫌もよくなったみたいだし良かったよ」

「その言い方だと私が子供みたいじゃん」

「子供じゃないのか?」

「子供じゃないもん!」

「じゃあそういう事にしておくよ」


 機嫌がよくなったかと思ったが、俺が揶揄ったことでまたご機嫌斜めになってしまうのであった。

「続きが読みたい」「面白い」と思った方は広告下の☆☆☆☆☆の評価で応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ