表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/350

すんごい重い!コンダラとか、そんな、こんなで、とりあえず遅刻もせんと

飛んでメファシェハの回りをぐるぐる回る砲丸の球。

右に左に本当にランダムに。

あ!コンダラが大切断!

あのサラマンダーソード、すげぇ切れる!

ズンガチッ。

メファシェハはコンダラを投げ捨てた。

今度はお手玉みたく砲丸の球をジャグリング?

体には球、一切触れてないんですが。

アンドラスが、サラマンダーソードをメファシェハに降り下ろす度に、砲丸の球が受け止めて、たまに大切断。

で破片も飛び回り数がどんどん増えてくんだが。

あ!カラス頭と目があった。

「カァー」

カラスの羽がすんごくいっぱい、こっち飛んでくる!

り、リアル羽手裏剣!

が、僕等に届く前に、羽手裏剣、突然燃え上がり消えちゃった!

うん、メファシェハ、なんもしてない。

うん、僕、無力。

うん、コマッちゃん!

目が青白く輝いてんだが。

み、視てるだけで、羽手裏剣燃え上がり、燃え尽きるって、すんげー。

呪文詠唱、ポーズ決め、無しで、視線だけ。

「Temporary feeling of paralysis(テンポレェリィ・フィーリィン・オブ・プァラレシス)!」

メファシェハがまた、ゲーム中の呪文を唱える。

こりゃ、クリーチャースレイ・ビートでは、金縛りだわな。

あ!アンドラスの動き止まった。

え?

動かないデカ物わんわからカラス頭ハッシー降りちゃった!

アンドラスって、分離可能なんすかい!?


てか、カラス頭ハッシーがアンドラス?

そのアンドラスがサラマンダーソードを横に振る。

とメファシェハ、後ろに跳びながら、空飛ぶ砲丸の球で剣を受けたけど、アンドラスの方が力が強かったのか、そのままサラマンダーソード、物置小屋に突き刺さっちゃった!

物置小屋の壁燃え上がり!

「アムレートゥム!」

コマッちゃんの声。

はぁ?

赤目コマッちゃんと意志の疎通ができません。

が、ゲーム用語で考える。

アムレートゥムだから、アムレトゥム、アムレトム、アムレト……アミュレット?

アミュレットは護符。

フラウロスん時は、メファシェハが【物種】っえ言うたな。

だったらこれだ!

僕のアミュレット。

ブレザーの右ポケットから、メタルプレート、インゴットストラップ、コインキーホルダー、消しゴム手のひらに出す!

あ……コマッちゃんの文庫本も姉ちゃんの教科書も無いぞ、今は。

赤目コマッちゃん僕のワイシャツの胸ポケットに手。

で、何か中指と人差し指で挟んで出すと、僕の手のひらにのせた。。

あ、タケッちゃんのワームのピンバッチ!

こないだ六望星は六個……これいれても足らないんだが。

赤目コマッちゃん、僕の手のひらを視てる、次アンドラスを視る。視線だけで僕のアミュレットを飛ばす。

アミュレットなアンドラスの頭上に静かに浮かんで、赤白い光を出しながら等間隔に動く。

赤白い光を、納豆の糸を引くみたくしながら、アミュレットは円形に右回りに高速で動き始めた。

そして赤白い光の円が!

円なら五個でも平気なんだ!

更に円から赤白い光がアンドラスのカラス頭の額に集束しながら伸びる。

理科の実験で見た。

煙ん中に虫眼鏡で太陽の光集めた実験で似たの見た。

カラスのおでこに逆さまの円錐形の赤白い光。

すんげーシュール。

広がってる上側からおでこに吸い込まれるみたく消えて……上でぐるぐる回ってた僕のアミュレットが突然跳ねた。

アミュレット、動けない膨張わんわを囲むように落ちて、囲む赤白い光の柱になって、弾けた。

まぶしい!

そこには、いつものサイズのわんわ。

そしてアンドラスは、ハッシーとその頭に座るカラスに戻ってそこに仁王立ち。

戻ってる!

物置小屋に刺さったサラマンダーソードもなくなって、火も消えてるし。

壁から屋根から焦げ焦げで煙すげー。

「還元」

メファシェハの言葉で、切れた砲丸の球やコンダラ、物置小屋の穴やら燃え焦げ、煙までなんかが元に戻る。

回りが明るくいつもの景色。

空も広いし。

地に足をつけた赤目コマッちゃんは、僕を地面に降ろしてくれた。

あわててハッシーに走りよる。

と、ハッシーが向こうに倒れる。

ハッシーを後ろからメファシェハが支えた。

カァー。

カラスが鳴きながら翼をバタバタ。

「あぁ、悪りい」

ハッシーがメファシェハにお礼をいい目を閉じた座り込んだ。

このパターンはハッシーのおでこに光の線が丸く……あっれっ?

星形だ!

丸でなくて。

きらめく赤白い光でハッシーのおでこには上側が尖った星形、僕でもわかる五望星が描かれていた。

「ペンタグラムは正と逆があるから大変なのに、円に動かしながらって、さすがフラウロス」

メファシェハがコマッちゃんに笑いかけた。

「フラウロス?」

それは人猫合身ファイヤースターター。

三毛子さん頭のコマッちゃんだったよな?

思わずコマッちゃんを見る。

「しばらくだけどな」

ちゃんと、いつもの目の色のコマッちゃんが困ったよう顔をしかめてから、少し笑った。

それからは、気合いで立ち上がったハッシーと四人で砲丸の球だ、すげぇ重いコンダラだを片付けた。

僕のアミュレットを拾ってから、慰労にわんわを撫ぜにいったら、いつもおとなしいわんわが、カラスに大吠えをかましてくれた。

ハッシーがモバイルを見たら5時間目2分前。

あわてて教室に戻る。

何故かカラスも一緒に。

「とれねぇんだよ!」

ハッシーぶっぶっいいながら。

校舎に入るとすれ違う人がみんなハッシーの頭をガン見。

アハァー!アハァー。

カラスが鳴くと更に。

しょうがないよねぇ。

5時間目は1組は美術、3組は国語。

ババァ……げんなり。

1組の図画工作の紙粘土作品は男子の過半数カラスだったって聞いた。

ま、そうなるよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ