総動員できますか?はたしてホントに集まりますか?
休み時間は人だかり。
いや、メファシェハの回りに、女子てんこ盛り。
「花文さんて、目が青いのねぇ、キレー」
「ありがとう。私、イタリーとラテン系のハーフだから」
それってイタリア人じゃね?
「あれや中野生徒会長とどういう義理の姉妹なの?」
「かなり複雑なの……」
僕は【あれ】かい。
まあいい。
モバイルタブレットいじっとるコマッちゃんと話す。
「なにしてんの?」
「ドッペル使うから。もう正人たちにはグループで送った」
ドッペルはクリーチャースレイ・ビートの別なパーティーとの合同の仕方。
ドッペルことドッペルゲンガー。
まあ、別の誰かと属性と職業のふたつを同じに登録して、お互いにドッペルゲンガー申請。
すると、同じにクリーチャースレイを攻める時に、相手のパーティーまるごと見方になる。
つまり、パーティー5人がそれぞれ別のパーティーの人とドッペルゲンガー申請をしてると、5人×5パーティーの味方が増える。
元のパーティーと合わせて30人になる。
配下をもってたらそれもプラスだ。
うちのクラスには、ワダマサのドッペルの豪ちゃんがいる。
ワダマサと豪ちゃんは同じに陸上部だな。
「豪ちゃん」
「タカッちゃん、あんな親戚いたんだ」
あぁっと……。
「豪、ごめん。先に良いか?」
「なに?コマッちゃん?」
「今夜、クリーチャースレイ、正人のドッペルでパーティーで来てくんないかな」
「……うぅん、みんなに聞いてみないとわかんないけど、何時から?」
「うち、9時から」
「ドッペル使うって、クリーチャースレイどんな強いんよ。属性とか何?」
「うん、ウンディーネタイプのデザイナーベィブクローンでフェニックス属性レベルは1」
「なにそれ!デザイナーベィブクローンって、フェニックスが出るんだ!見たことない」
豪ちゃん興奮ぎみだな。
「豪ちゃん、来てよ」
「たぶん、行く。詳しいのはワダマサからグループくんだろ?」
豪ちゃんにコマッちゃんが言う。
「送るよう言っとく」




