表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

プロローグ:2 試験に挑むぜChallenger

投稿遅れてすんません

クリスマスを楽しみ過ぎてね

俺は迷わず第一試験会場へと向かった

自身のアルカナは知っているので調べる必要がなかったからだ

案内と指示のもと大きな学園の中を進んだ

学舎の中はありえんぐらいきれいな装飾が施されていた

他にも決闘部屋とか魔法実験部屋などの専用部屋が用意されてたりした


「ここが第一試験会場です。中に入りますと試験内容の説明があります。その指示に従って試験を受けてください」


到着したのは 《学園小ホール1》。小さいとは言っているがさっきの部屋の半分ぐらいの大きさだろうか

だが俺からして一番の衝撃だったのは試験官がクロノス校長だったこと


「では今から第一試験の説明を始める」


クロノス校長は部屋の真ん中にある小さめのステージの上に仁王立ちで立った


「試験内容は単純、私に太刀筋を見せてみよ。剣はそこにある木刀を使うようにせよ。それ以上は言わん」


校長に太刀筋を見せる試験。おそらくここでは剣術科の素質を調べられる

俺の周りには見たことのある人が数名いる

ロクセサイド式剣術を世間に広めたトニア家

数々の無詠唱魔法の原理を解き明かしたジェイル家

名門の家の子ばっかりだ

もちろんみんな親と一緒に来ているが俺の両親は忙しすぎて来ることができない

その代わりに派遣されたのがこの人物


「L・O・V・Eお坊ちゃま!ラブリー・プリティーお坊ちゃま!」


「恥ずかしいからやめてくれないか?」


「いいえ、お坊ちゃまの可愛さを広めるためにも私が体を張らねば!」


こいつはメイドの中でも一番のキチガイ 《ロールト・アルシュタイン・エル》

従者のみんなからは坊ちゃま狂のエルと呼ばれている

俺が寝てると気づいたら布団に潜り込んでるし

知らないうちに俺の部屋のものを勝手に持ってくし

一番やばいのは俺が体調を崩したときに吐いてしまった吐瀉物を食べようとしたことだ

かなり気持ちが悪い

だが俺の事となると正直護衛役の二人より強い


「さぁお坊ちゃま!ここは一番に行ってお坊ちゃまの強さを広めましょう!」


「嫌だよ。俺は真ん中ぐらいで行くから少しの間黙っててくれない?」


「はい!了解しました!」


エルは口を固く結んだが俺の方を凝視しながらニヤけている

結構ガチ目に引いている


「ほら、誰でもいいから私に太刀筋を見せてみよ」


やはり最初はみんなビビっているのか誰も行こうとしない

俺も一番は流石にプレッシャーがすごくて行けない


「なら、私が最初に行こう」


そう言って登壇したのはさっき俺の左隣に座ってた怪しい人物A

これからはAと呼ばせて貰おう


「ほう、なかなかいい魔力量をしているな」


「とりあえず校長殿に私の太刀筋を見せればよいのだろう?」


「あぁ、そしてできるなら私に一撃を加えてみよ。もし当たっても木刀だ、怪我はせん」


「そうか……分かった」


一瞬だった

その瞬間に見ていた人全員が驚いた

俺も見えなかった

気づけば校長の腹に切り傷ができて血がたれていた

Aの持っている木刀にも血がついている

確かにAはクロノス校長に一撃を入れた

だが誰も太刀筋を見ていない

というより見えなかった

校長はその場に崩れ落ちてうずくまった


「ハハハ...想像以上の出来だ。合格!」


「いいからそこで止まれ。今治療してやる」


Aが校長の腹に手をかざした

その一瞬の時間ですでに傷は消えていた

治癒魔法の習得は難しい

もし習得してもそれの練度を上げるには相当な時間を要する

だがAはかざしたのみで治した

年寄りには見えなかったので天性の才能だろう


「はいはーい。第二試験会場はこちらです!この先を真っすぐ進んでいただくと到着いたしますのでそこで第二試験をお受けください」


Aは何も言わずにただ指示された方向へ歩いていく

本当に謎の人物だ

わかるのは絶対に強いこと

それだけ


「さてと...次は誰だ!」


「...俺が行く」


「いや私が行くわ」


「おいらが行くって」


「何だと?俺が行くに決まってんだろ!」


「うちに決まってる!」


先程のAの行動がみんなの勇気に火をつけたのであろう

先ほどとは違い、そこら辺で我先にと行こうとするものが多数


「合格!」「不合格だ」

校長の慈悲のない選別が容赦なく受験者に降りかかる

その影響もあってか会場は結構沸いてきていた

だがそこで浮かれていかないのが”俺”ってわけよ


「あら?あなたも待つ派なんですね。さすが”堅実派”と言えますね」


「あれ?あなたは」


急に後ろから話しかけられ俺は振り向いた

そこには俺が何度も見たことのある姿

というより嫌と言うほど見てきた人が立っていた


「まさか忘れたってことはないですよね、モルト?」


「まさか、忘れるはずないでしょ?この俺が。久しぶりだなアマ」


「うふふ、覚えていてくれて嬉しいわ」


この女の子はアマ

本名は《ソル・サンライズ・ツトライン・ホーデルニース・ケレンセート....とりあえずめっちゃ長くて最後にローエラス・アマ》

ちゃんと本名をフルで覚えてるのは俺とこいつの両親と俺の両親くらいだろう

なんでアマを嫌ほど見てきたかって?

だって家がずっと隣だからね。生まれたときも隣、病院でも病室が隣、引っ越しても家が隣、前に学び舎に行ったときも席が隣

運命なのかってくらい神様は俺とアマをくっつけたいらしい


「あなたもここを受けるんですね。私はてっきり狼炎学校を選ぶかと」


「俺は強く有名になりたいんでね。ここを卒業して最強になってやるぜ!」


「モルトらしい理由ですね。それでは私はお先に」


そう言ってアマは俺より先に登壇し木刀を持った


「可愛い女の子までこの学園を志望するとは。将来が期待できるな」


「女の子だからって舐めないでください!」


そうしてアマは木刀を縦に一振り

そこで空気が変わった

俺の周りを重々しい風圧が襲う

俺だけではない、周りの人全員がだ


「ふむ...いい太刀筋だ。合格!」


アマはあっさりと第一試験を合格し先へと進んでいった

進んでいく間際に一瞬俺のことを見た気がするが気のせいだろう

それよりも女子でもあそこまでの力が出せることに驚いたよ

そうして今度は俺のようだ

俺は木刀を持ちステージに登壇した


「少女の次は細身の男の子か。いいぞ、お前の太刀筋を見せてみよ」


「それじゃあ行きます!」


俺は全力で振った

見事な横一文字

太刀筋の狂いもない正確な一閃

果たして結果は...


「いいだろう。合格だ」


「ありがとうございます!」


俺は木刀を所定の位置へと戻して案内先へと進んだ

部屋を出るまで校長の口元は微笑んでいたが、次の人を迎えた瞬間に厳しい表情へと切り替わった

自身の認める人には優しい人なのだろう

そうして案内された先は森の入口

そこにはいくつもの椅子が用意されたいて、さっきの試験を合格した人が座っていた

もちろんそこにはAやアマの姿もある


「次の試験官は俺だ!一次試験を受けているやつが全員終わるまでここで待っとけ!」


うん、クロ以上に口が悪いかもしれない

よくそんな口調で先生ができるな

生徒には優しくしろよ!

それで俺達は一次試験が終わるまでここで待たされた


「よし!全員が終わったみてぇだから二次試験の説明始めんぞ!」


荒々しい声とともに全員の視線が一点へと集まった

もちろん俺もだが

だた一人目を合わせなかった者がいる

Aだ。Aだけは視線を向けずに下を見ていた


「二次試験はこの俺ぇ!格闘科首長! 《レトル・へサエ・シュブエリト》がやらせてもらう!」


《レトル・へサエ・シュブエリト》

通称:恐喝と優しさの化身

めっちゃ怖い口調で話すけど根はめっちゃ優しい武闘家の男

料理がめちゃくちゃ上手らしい...と本で書いてあった気がする

間違ったら恥ずかしいのでこれ以上はなんとも言えない


「二次試験の内容は、この森をアルカナと魔法無しで切り抜けてもらう!」


この一言で会場は批判の声で溢れた


「そんなの無理に決まってるだろ!」


「魔法くらい使わせろ!」


「別に使ってもいいだろ!」


「うるせぇお前ら!この学園は何年もこれでやってきてるんだ!文句言うなら出てけ!」


正論である。受験者側が学園側に文句を言うのは間違ったことであるのは俺でもわかる

それよりも文句を言った人は何をそこまでキレるんだよ

前年とかの試験の情報調べなかったのか?

俺も調べてないけども


「はぁ...この森の出口はここをまっすぐ進んだらある。ただし、森の中には強いモンスターがうじゃうじゃと居る。下手すりゃあ死ぬぜ?出口までは相当長い。そこまでを武術。武器や拳のみで突破しろ。それが格闘科の俺からの試練だ。別にチームを組んだって構わない。仲間との協力も武術の一つだ。俺は先に出口で待ってるぜ。頑張って突破して来いよー」


そう言って目の前からレトル先生は消えた

もう俺は触れないことにした

多分強い人は急に目の前から消えれるのがデフォルトなのだろう

だがもう一人消えている人がいた

毎度恒例Aである

なんでAはすぐにどっか行くのさ。おかしいでしょうが!

まぁそんなこと気にしてても意味ないか


「なぁ俺とチーム組まねぇか?」


「おーいそこのねぇちゃん。俺らと一緒にいかない?」


「なぁそこの少年。どうだ、私と一緒にいかないか?」


そこら辺でチームを組んでいるのが7割ほど

その他2割はソロで挑んでいる

1割は機会を伺っているのか一歩も動かない

俺はその中の2割だ

強いモンスターなら子供の頃から戦ってきた

親父に森に何度も置いてけぼりにされたからなぁ...

あのときは死ぬかと思ったよ


「さてと...俺もそろそろ行きますかね」


身を引き締めて俺は森へと入っていった

入った瞬間、周囲から叫び声が何度も聞こえた

きっとモンスターに遭遇したのだろう

だが結果からして俺はこの試験に合格した

俺は一度もモンスターに出会わなかった

というよりも気づけば一本道であった

そうして道を抜けた先には二人の人物が見えた

Aとレトル先生だ

Aはもうどうなってても気にしないことにしよう


「早かったな、お前が二着だ。それよりもよくあの道がわかったな」


「道?なんのことですか?」


「えーっとお前気づかないで来たってわけか?それはすげぇな。実は森に一本道を見えにくいように作ってここに繋げた。武術だけではどうにもならないことだってある。あくまで武術は自身の身を守るものであるってことを伝えたかっただけだ」


やっぱり優しい先生だったかもしれない

Aのことも聞いてみたが

「俺がここに来た瞬間にはもういたぜ?俺も驚いちまったよ」とのこと

ガチで謎の人物だな

その後にゾロゾロと他の人もやってきた

だがチーム組の9割は来なかった

9割は道を発見できずそのままモンスターとの戦闘で疲弊し倒れたという

ソロ組は全員たどり着くことができていた

その他の1割は知ったこっちゃない

諦めて帰ったのだろう


「今年の突破者は結構いるな。これは方策が期待できそうだ。この先が第3,4次試験会場だ。この先では2つの試験が行われるからちゃんと担当の先生の話聞けよぉ」


やっぱりいい先生だった

合格した人たちを手を振りながら笑顔で見送ってくれたし

そうして案内役のおねぇさんについて行ってついたのは校庭

大量の鉄板が1列に並んでおり何重にもなっている

試験官は先生ではなく外部から来た魔法の伝道師だという

試験内容は

1つ、自身の最大威力の魔法を撃ち鉄板をできるだけ貫通させよ

一定割合以下をここで切り落とすらしい

2つ、どれだけの種類の魔法が使えるかを見せろというもの

ここで5種類以上使えない場合は失格だという


まぁここは地味過ぎたので特には話さない

だって試験が本当に簡単だったから

俺は100枚ある鉄板を72枚貫き合格

その後は魔法をピッタリ5種類披露し合格

3,4ともに両方合格した

Aは鉄板を消し、更に魔法を10種類も見せてくれた

伝道師もこれにはびっくりだった

そして次は最終試験

ここは例年とは違い新しい試験らしいが一体どんな試験なんだろう

俺はワクワクしながら会場へ足を踏み入れた

なんか言うことあるかな?

特にないね

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ