Section34
Claire
色々あって、なんとか私たちの目標は達成することができた。
後は……ルーシェがティアナと仲直りできるかにかかっていると思う。
真実を伝えた所で、ティアナが納得してくれるかどうかは分からないし、信じてくれるかも分からない。
そればかりか、逆に話すら聞いてくれないかもしれない。
……でも。
「クレア、星が綺麗だよー」
「んー、どれ?」
「……どれって、ほら窓見てよ」
ルーシェが指をさす先には満点の空が広がっていた。
空気が綺麗なだけあって、星も綺麗に見える。
「あれが天の川で、あれがオリオン座!」
「オリオン座は冬の星座でしょ……どうせなら夏の大三角とか見つけてよ」
「あれがベテルギウス!」
だからそれもオリオン座……
と、そんな話をしながら私たちは夜更かししていた。
12時を知らせる時計の音がちょうど聞こえたあたりのこと。
私たちは、電気を消して布団に入る。
ちょうどそんな時、ルーシェは私に話しかけてきた。
「クレア、もしティアナと仲直りできたら私したいことがあるんだよね」
「何したいの?」
「んー秘密!」
……イラっと。
来なかった。
何となくはわかる、シエラお嬢様がやり残したことだったと思うしね。
だから、私もその手伝いができるならルーシェの力になってあげたいと思う。
「私も、協力するから。いや、協力させて欲しいかな」
私はルーシェに率直な気持ちを伝えた。
やっぱり、時が経った今だからこそみんなで笑いあいたい。
いつまでも恨み辛みを抱えてたら……悲しいと思う。
「……うん、そうしてくれると嬉しい」
「なら、ティアナと仲直りしないとね」
「うん、頑張る!」
ルーシェと二人でするそんな話が、今の私には心地よかった。
なんとなく、昔の日々を思い出したからかもしれない。
「それじゃあ、明日早いわけだしもう寝ましょう」
「そうだね、クレアおやすみー」
「……おやすみ」
色々あったこの一日を振り返りながら、私たちは目を閉じた――




