# 第十七話 ## 「文化祭をやろう!」
# 第十七話
## 「文化祭をやろう!」
「文化祭を開催します!」
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黒川先生は満面の笑みだった。
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その笑顔を見た瞬間、
誠一は悟った。
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これは逃げられない。
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「先生」
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「なんでしょう」
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「存続記念なら紅白まんじゅうでいいと思います」
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「却下です」
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即答だった。
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教室は笑いに包まれる。
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「せっかく学校が残るんです」
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黒川先生は続けた。
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「地域のみなさんに感謝を伝えましょう」
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その言葉に、
みんなの表情が変わる。
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確かに。
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学校が残るのは、
応援してくれた人たちのおかげでもあった。
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「何やるの?」
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美月が聞く。
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「出し物です!」
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嫌な予感がさらに強くなる。
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数日後。
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文化祭実行委員会。
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一年一組は円になって座っていた。
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「歌!」
健太。
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「お化け屋敷!」
美月。
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「静かな展示会」
村上。
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「地味ですね」
和子。
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大笑い。
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意見はまとまらない。
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すると。
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翔太が小さく手を挙げた。
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みんな驚く。
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以前の翔太なら、
絶対に自分から発言しなかった。
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「演劇……とか」
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教室が静かになる。
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「いいじゃん!」
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美月が立ち上がる。
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「やろう!」
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「賛成!」
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「面白そう!」
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こうして。
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一年一組の出し物は、
演劇に決まった。
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だが。
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問題があった。
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「主役は誰?」
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全員の視線が、
なぜか誠一に集まる。
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「待て」
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誠一が立ち上がる。
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「嫌な予感しかしない」
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美月が笑顔で言った。
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「誠一じい!」
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「やっぱりか!」
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健太も叫ぶ。
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「主役!」
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「なんでだ!」
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「一番主人公っぽい!」
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「意味が分からん!」
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教室は大爆笑だった。
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そして。
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満場一致。
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主役・中村誠一。
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決定。
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「人生で初めての主演が七十二歳とは……」
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誠一は天を仰いだ。
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練習が始まる。
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物語の内容は、
一年一組そのものだった。
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年齢も性格も違う仲間たちが、
学校で出会う話。
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つまり。
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ほぼ実話である。
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「台詞覚えられない……」
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誠一は苦戦していた。
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すると。
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美月が言う。
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「大丈夫!」
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「何がだ」
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「忘れたらアドリブ!」
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「それは大丈夫じゃない!」
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また大笑い。
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しかし。
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不思議だった。
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みんなで作る時間が楽しい。
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失敗しても笑う。
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助け合う。
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それだけで幸せだった。
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そして文化祭当日。
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校舎は人でいっぱいだった。
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地域の人たち。
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卒業生。
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家族。
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彩花と結菜の姿もあった。
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誠一は緊張していた。
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足が震える。
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手も震える。
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「誠一じい」
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結菜が駆け寄る。
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「頑張って!」
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ランドセル型のキーホルダーを見せる。
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「一年生だもんね!」
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誠一は笑った。
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「そうだったな」
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開演時間。
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幕が上がる。
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ライトが当たる。
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客席が見える。
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たくさんの人。
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昔なら逃げていたかもしれない。
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でも。
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今は違う。
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誠一は一歩前へ出た。
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そして台詞を言う。
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「人生は終わったと思っていた」
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静かな会場。
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「でも違った」
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「友達ができた」
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「笑うことができた」
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「もう一度夢を見ることができた」
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その言葉は、
演劇の台詞だった。
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でも。
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誠一の本心でもあった。
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客席には、
涙をぬぐう人もいた。
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黒川先生も。
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彩花も。
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そして。
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結菜も。
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最後の台詞。
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誠一はゆっくり言った。
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「何歳になっても」
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「人生は始められる」
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会場が静まり返る。
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そして――
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大きな拍手。
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大きな拍手。
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いつまでも続く拍手。
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誠一は仲間たちを見る。
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美月。
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健太。
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翔太。
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和子。
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村上。
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黒川先生。
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みんな笑っていた。
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誠一も笑った。
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人生で一番、
温かい拍手だった。
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そしてその夜。
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文化祭は大成功で終わる。
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だが。
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帰り際。
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黒川先生が一枚の紙を持って現れた。
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「みなさん」
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嫌な予感がした。
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「来年の募集要項です!」
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教室がざわつく。
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「新しい一年生を募集します!」
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その瞬間。
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誠一たちは知らなかった。
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来年、
とんでもない新入生がやって来ることを――。
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### 次回
# 第十八話
## 「八十八歳の一年生」
新年度。
現れたのは学校史上最高齢の新入生。
しかも超頑固!
「わしは友達なんぞ作らん!」
果たして一年一組は、
新たな仲間を迎えられるのか――。
笑いと涙の新学期編、開幕!




