白いツチノコ
おひさしぶりでごわす('◇')ゞ
しかしまあなんですなぁ、ぜんぜん話が進まない(;'∀')(;'∀')
そろそろ章がかわるかも。
(えっ? 北へ行く話はどうなったの?)
オニクを咥えたタローさん、おもむろに首を振り回した。何してるんだ?
”まだまだ熱いからこうやって振り回して冷ましておるのだ!”
お前… そんなことせんでも、風魔法使ってふーふーすればよいではないか。そうやってニク振り回してたら肉汁が飛ぶでしょうが!
”ではどうやって食べやすくするのだ?”
肉を加えたまま、小首をかしげるコウのタロー。そりゃお前、口から少し息を吹きかけるのだ、ふーふーって具合にな……ん? 我、ほっぺが膨らまない…… そりゃそうだす、我は爬虫類、哺乳類とは違うんです! {ふーふー}できない!? ん? でも待て、両生類のカエルなんかはほっぺ膨らんでるやつもいるな。鳥類はどうかしらねぇ…… それはともかく! 物理でフーフーできないなら魔法でふーふーすればよいのだ!
”それはさきほど聞いたが。ふーふーの魔法……? それはラマーズ法とやらか?”
ちがーう! それは、ひーひーふーや! 見せてやりましょう、我の風魔法…… 微風でいいよな?
”テロリン”
ん? 新しい魔法?
”風魔法 風風”
なんじゃいそれは…… なんか食べ物冷ます時にしか使わなそうな魔法ですな…… まあいいか、やってみますか。
”風魔法・風風”
特に何の指定範囲も効果音もなく何やら魔法が発動しておりますな…… ん? コウのタローの咥えている肉塊に流れています。
「くわっ?」
あっ! コウのタローが声をあげたら肉塊を落…さなかった。驚かせたのは悪かったがもうそろそろ冷めただろう、はよ食えや!
”うむ。そうだな、そろそろ頃合いか。よくやった、召使いよ”
うるせー! 誰が召使いか! 飯のお使いだから召使いってことかな><?
コウのタローは肉塊を上に向け、嘴を開き、肉塊を飲み込んでいく…… 肉塊は喉を通りゆっくりと下へ落ちていく…… 我はいったい何を見せられているんだ?
ウェンディズブロィンフロムズィ エ~~~ズィア~~~ オンナはウミ~~~♪
我、白いひらひらしたものを銀魔法で作り身に纏いまして、正面から風魔法・微風を吹きかけます。気分はエーゲ海^^。
遊んでたらコウのタローの背後で気配がした。
”お、お母様? ……なのですか? ”
その声(念話)はラムちゃんですか。そうですよ、我です。なぜに疑問文?
”えぇ……やはりお母様なのですか”
なぜ確認の必要があるのかな?
”あ、形はお母様なのですが、色が……”
色? 色がどうかしたの?
”私と同じ色をしているので……”
ナヌ? 色がラムちゃんと同じ…… ホワイトブレンドですと?
”ブレンドは全くされていません…… 純白です…… きれい…… ”
ナヌヌ? 我の色がピュアホワイトになったと? 確認のため我、いつぞや銀魔法で作った姿見をおえっと取り出します。全部他人にやるわけないのだ! 2mx1mと大き目に作ったぞ、台付きで。
”お母様、それは?”
ああ、これは自分の姿を確認するための道具ですね。ラムちゃんもこっち来て自分の姿を確認してみさい。さて、我の姿は…… あ、高さが足りないから我のいる場所を土魔法で少し盛り上げます。さて、肝心の我の姿は…… うん! 確かに真っ白ですな! 目だけが黒い…… はて? なんかしたっけ?
”そういやお前、白龍とか名乗っとったな?”
いや、そんなことは名乗っていないが? 名乗ったのはリン隊長だが?
”ああ、それそれ。そん時になんか色が変わったような…… はっきりは覚えとらんが”
えぇぇ、名乗っただけで色が変わるの? そして覚えとらんのかい!
君はおぼえて~ いる~かしら~♪
あの~ 白い~ ツチノコ~(ツチノコ~)♪
風に吹かれて~ 二人で揺れた~
あの~ 白い~ ツチノコ~(ツチノコ~)♪
上空はいつも~ くる~しぃと~♪
大きな翼~ ふるわせた~
君に人工呼吸したと~き~に~♪
優しく揺れた~
白い~ 白い~ ツチノコ~♪
”そんな優しいもんじゃなかったぞ! というか、死んだかと思ったわ!”
なにやらチャチャが入りましたな。見たらコウのタローの食した肉塊は食道を通り抜け胃の腑に落ちていた。もう食ったか。そしたら今度は稽古な? 魔力の総量を引き上げるからこの後は昼寝じゃ!
我、有無を言わさずコウのタローの魔力を技能【すうとる】で吸い取ります。
”うっ、いきなりか… ”
こうしてコウのタローは上空でも地上でも我に眠らさ(気絶させら)れたのであった。
我の中でお眠りなさい~♪
それではまた
続きかきます
イッキュウ
一休み一休み^^




