蛇の山部屋、上空で稽古です
再度平日の昼に書き込みもんす(^_^;
とびっこ勝負(急に子供っぽくなった)を何度か続けるうち、コウのタローの上昇距離がだんだん短くなっていることに気がついた。
あれ? 魔力切れが近いのかな?
我、彼奴に仕掛けている風魔法下降気流を外しましたが、結果は変わらず。
一方の我、無魔法魔力はまだ健在のようです。まだまだ上を目指せるでぇー。
そら、ついてこい、コウの山!
”なんじゃ……い? …… ぜいぜぃ その…… コウの山…… ぜぃ…… 言うのは…… ”
コウの山というのは蛇の山部屋に所属する弟子の名じゃ! 貴様は新たに蛇の山部屋に入門したから名前を付けたのじゃ! 貴様はこれより、コウの山タローと名乗るが良い!
“パパラパッパパパパパ~ン”
“コウノトリが眷属になりましたことをお知らせします”
えぇ…… こんなふざけた名付けでも眷属化するのぉ?
元々名前持ってる奴に名付けしても眷属化するんか、あな恐ろしや、眷属化。
”そ、そんな…… ワシの名前は、タロウは…… どこへ行った…… ?”
ああ、いや、タロウは残るぞ? 名前がコウの山・タロウとなるのじゃ! コウがコウの山になるだけジャマイカ! チャドがタロウに変わるわけではない!
”コウがコウの山……? チャド……? ”
なーんかゼィゼィいっとるが気にしない、気にしない♪
”お前はコウの一族の総理になりたいんだろ? 総理と言えば山のてっぺん! お前はコウの山を登るのじゃ! そういう意味でコウの山じゃ! コウの山よ、山の天辺まで飛べ! ”
”山の天辺…… くらいまでなら、よゆーで…… 飛べるわ! ”
”ならばこの高さでもよゆーで飛べるだろ? んん~? ”
辺りを見回すと、積雲がかなり下に見えますなぁ。結構上に伸びているから、ありゃ高積雲だな。昼過ぎてさらに上に高くなるなら入道雲になって一雨降るかも知れません。
我、ハイキングが趣味だったから、多少雲(とか天気)のことについて調べたことがあるのだ! あの手の雲は対流圏の高度2kmぐらいからできて成長するとだいたい対流圏の半分よりちょっと上くらいまでになるらしい。
んで、すごく発達して入道雲になると対流圏を突き破る高さまで来るのだ!
この星が地球と同じ程度で、同じ物理法則に則っているとするならば、この星の対流圏は中緯度では10kmちょっと(12kmくらい)であろうと推測される。確か、生前世界の渡り鳥にはヒマラヤ山脈を越えて飛ぶ鳥がいたよな…… ツルだっけ? それとも雁? 魔法のない世界でも9kmぐらい飛べるんだから、魔法ありなら圏界面も突破できるよな! つーか、帰り道では圏界面すれすれ飛んでなかったっけ? そら、もっと高く飛ばんか、コウの山!
お読みいただきありがとうございますm(_ _)m
それではまた、お便りします、一休み一休み^^);




