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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第8章 忘却の最果てにて
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包丁一本~サラシに巻いて~♪

タイトルは適当です(;^_^A


私が応援するとダメな法則が、エンゼルスの大谷選手に適応されました( ;∀;)



 しかし、アナが結構強かったのは意外だった…… 無魔法が使えるとは言え、速さに特化したものとばかり思ってました。ブラックベアを、撲殺…… だよね? ひょっとすると蹴殺かもしれません。蹴って熊を殺すとか、どんな生き物だよ! そして、もしかして、生で食べてた?


”おいしくいただきました”



ちょっと待て。血抜きは? 動物を仕留めたら、血抜きしないとおいしくいただけないだろ? もしかして、ライオンや虎みたいに、仕留めたらすぐ臓物を食らってた?


”おいしくいただきました”



それ、神樹さまのところでもやった?


”いえ、さすがに神樹さまのところで食事をすると辺りが汚れるので”



汚れだけでは済みませんな>< 臓物をむさぼり食らう兎とか…… そんな光景、みたくない>< 内臓食べたら後は放置?


”いえ、内蔵周りの肉も食べますよ? ”



手足の肉とか、頭とかは?


”手足の肉は細々してて…… 放っておいたらいつの間にか無くなってますね。頭は食べ応えないし…… あ、でも目玉は珍味なので食べます! ”



なるほど、アナは目玉好きと…… しかし結構食材を無駄にしている気もします。よし、アナさんにはこれから解体を覚えてもらいます。


”カイタイ…… ですか? ”



うん、狩った獲物を余すことなく利用するため、獲物を部位別に分けることじゃ! 幸い、前足…… 手も使えるようになったことだし。そんなわけで、解体用ナイフをつくってみる。




”テロリン”


え? なになに? なんでこのタイミングで新しい魔法来るの?


”銀魔法・物品作成”


ん? 物品作成は…… 登録魔法になかったか? しかも土魔法。確か土石変換アーストゥストーン石細工ストーンワークスの混合魔法。それが物品作成だったはずだ。



”魔法銀を使った物品を使う場合、使用者の魔力を使って魔法現象を起こすことができます”


するってーと、銀魔法の物品作成で武器作ったら、使用者の使える属性の魔法が使える…… それなんか意味あんのか? 



”そこはそれ、工夫次第”


どんな工夫すればいいのさ?



”例えばそこのアナに銀魔法でナイフを作った場合、アナの無魔法をナイフに使うと鋭利度シャープネスが増したりしますよ”


お! それはナイスな情報ですね。では早速



”銀魔法・物品作成! 作るのは解体用ナイフ、オナシャス! あ、鞘とかどうしよう…… とりあえず、銀布に巻いとけばいいか”



いつもの”物品作成”だと地面、ときとして壁面から品物が出てきたのだが、今回は我の口からプシャーーーーと銀スプレイがでたかと思ったら、ある部分はナイフに、ある部分は布になっていった……。それを我、銀魔法・銀布包みまして、そら、アナさんや、これがあなた専用の道具ですよ。



”これが、私専用の…… 解体道具? ”


そうです。折角生きとし生ける物の命を奪うのですから、その命に感謝して糧となった命を余すところなく使いましょう、そして輝くウルトラソウル! へィ!



”よくはわかりませんが、ありがたく頂戴いたします”



うやうやしくナイフを両手で受け取ります。その布は刃物に巻いておきなさいね…… おっと今ではありません。今からアナさんには解体をしてもらいます。我、いつぞやブラックベアを解体した木枠をおえっと吐き出しまして…… そら、アナさんや、狩った熊をそこに吊るしなさい。紐は…… 銀魔法・銀糸をってロープにして…… 日はとっくに落ちて、日中でさえ暗い迷い惑わしの森は真っ暗になりました。まぁ我が光れば普通に明るいんですけどね。ボルちゃんがやった解体を思い出しながら、えっちらおっちら熊を解体して夜が更けていきます。

 


お読みいただきありがとうございます。

それではまた次回(ToT)/~~~

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