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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第8章 忘却の最果てにて
747/782

ただ1泊の小旅行でした

おばんでやす(^▽^)/


 え? 帰るって言った? と我の発言を聞いてキョトンとするツノウサギ達。ん? 我が帰るのがそんなに不思議か? 




”だって、これからずっとワシらの飯を用意してくれるんじゃろ? ”


は? なんで我がお前らの飯を準備せなあかんの?



”だって。 あーた、我らホーンラビットを眷属にしとるでしょう? 眷属と言えば家族も同然! 加護をするならメシをくれ! 前の龍王はメシをたっぷりくれたそうじゃぞ?”





こーこーにー♪ いるよー我はまだ

こーこーにー♪ いるよー昼飯までは

ヘビとウサギの間には~ 今日も架空の龍がいるー♪

君等が黙ってくれるなら~ 我は龍にでもなる~♪




誰じゃ! その龍っつーのは!



”オレら、知らねー”

”そんな話、聞いたこともねー”

”””””””ねー!”””””””


シロンボー達は知らないようだが……



”また、おさの与太話か……”

”これ! 与太話とか言うな! ここらのホーンラビット族のおさからおさへ言い伝えられた話ぞ! ”


この辺に龍…… ドラゴンが住んでいたのか? その話、長くなりそう? いや、多少興味はあるが、我もそんなに暇じゃないのよね…… 一番の目的は水結晶持ってるかも知れない神樹さまのところへ行くことだし! 一応聞いておきましょう。君等、水結晶持ってない? もしくはある場所知らない? 



”水結晶…… とは? ”


ぽかーん顔の長…… やはり知らんか。改めて聞かれるとなんでしょうね? 属性魔法の魔力がつまった石? ただの石ではありませんな。これまで見てきた、光結晶、火結晶、風結晶はいずれも透明感のある宝石のようでした……



”その、お母様”


マダラ君が我のことをお母様と呼ぶ、何故じゃ? あなたのような子を産んだ覚えはありません!



”お前、 ラムとやらも産んどらんじゃろが”


なんかツノウサギの為に焼いていたサカナを勝手にむさぼり食っているコウのタロー。お前はそれくらいにしとけや、腹一杯になって飛べんとか、言わせねーよ!



”その…… 水結晶というのは魔石とどう違うのでしょうか? 例えばスライムは水魔法が使えますが、それは魔石に水の魔力を蓄えているからですが”


そういや、スライムの魔石から魔道具経由で水が出るんだったね。魔石も見たことあるぞ。ハンナちゃんの使う水魔法ミズチちゃんがたくさんスライムから魔石集めてたよな。アレは確かに石っぽかった。そういや、技能【すうとる】で水魔法の魔力吸ったら、水魔法も多少なりとも使えるようになるんじゃない? 帰って水魔法でできた静御前から水魔法の魔力を分けてもらおうっと。と、言うわけで、魔石と結晶の違いは見た目だけなんじゃないかと、我、思います! 聞いといてなんだが、もういいや!



”大昔に我らに加護を授けてくれた龍王は水魔法と風魔法が使えたそうじゃ。あーたはどんな魔法が使えるんじゃ? ”


てめーに教える魔法はねぇ! 



”カーチャンは変な魔法使えるよな! ”

”うん! カーチャンの魔法は変だ! ”

”さっき使ったのも魔法だ! ”

”動けなくする奴だな”

”あと、痺れる奴だな! ”

”火ぃ噴くのも見たぞ! ”

”おぇおぇ水吐いているのも見た! ”

”それは単に吐いていただけでは? ”




わ、我の魔法がシロンボー達によって情報公開されている。シャラップ! だまらっしゃい! もう帰る! ホントに帰る!




タイトルからして詐欺。まだ帰ってもいないし、連れ去ってもいませんでした( ノД`)シクシク…


もう寝るヽ(`Д´)ノプンプン


おやしみ~( ´Д`)ノ~バイバイ

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