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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第8章 忘却の最果てにて
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追放? 

そろそろツノウサギ編幕引きの予感が・・・(;^ω^)

全然しないピャー


さっきからハラカラハラカラ言うとるが、こいつら全員同じハラカラのホーンラビットじゃないのか? 毛色が違うと違うハラカラになるのでしょうか…… 


事情がよくわかりません、要経過観察です……



”君たちはここから出て行くように言ったのに、まだ居残っていたのか”

”未練がましいな”

”ここでは食ってはいけないはずだが…… しかし”

”(あいつら、手に持っているのは本物のシケダの脚か?)”

”(オレには本物に見えるが、あいつらが自分の力で倒したのかな?)”

”(なにかシケダを狩るうまい方法でも見つけたのかもしれない)”

”(それなら、その方法を聞き出せば)”

”(あいつら素直に言うかな?)”

”(まあ頭が悪いから狩りを勝負事にして見ればよいのでは?)”

”(自分達のことを天才って言うくらい頭悪いからな)”



そこにいた白くない毛色のツノウサギのリーダー達は、うんうん頷いていた。うんうん、我もそう思います^^。


あいつら、基本的にアホの子達だもんな。だけど、自分らでシケダを狩れるようにはなったようですな。えらいえらい。どうやったか、我も気になります。




”がんくび揃えて何ひそひそ話しをしてやがる! オレ達だって、いやむしろオレ達の方がシケダをうまく狩れるんだ”

”ここを出て行くのはあなたたちの方ですね。女の子をおいて、ここを出て行きなさい!”



テンとナインがなんか碌でもないことを言った気がしますな。お前等の方が少数派なんじゃろが。多数派に出て行けって言っても出て行くわけないじゃん。



”よろしい、それでは狩り勝負です。あなた達が我々よりシケダを多く狩ることができたら”


おや? 勝負を受けるのか? 負けた方が出て行くの?



”あなた達をここで住んでもよいと認めてあげましょう。我々が勝ったら、素直にここから出て行くように”


おお、なんという勝利案件。自分らには決して損がありませんな。



”ばっきゃろーぃ! そんな条件あるかよ! ”

”全然対等ではありませんな。そっちが勝ったらここにすんでもよいとみとめてやりましょう。こっちが勝ったら、そっちは女の子を残して全員ここから出て行きなさい”


あくまで女子メス目当てかよ!



”話にならないな。もともと君等はシケダを狩れなかったはず。狩りができることを証明するため我々にシケダを狩れることを示さないといけない”

”どーせどこかで死んだシケダを見つけたんじゃねーのか? ”


おっと、初めて口を利いたと思ったらゼブラちゃんがそんな過激なことを宣ったぞ! うんうん、疑われてもシャーないわ!



”おうおうおう! 言ってくれるぜ! オレ達ゃ天才なんだぜ? ちょっと教わればシケダなんてすぐに狩れるようになるのさ!”

”ではそれを証明して見せなさい”


テンとナインはお互いを見てうんうん頷いています。



”見せたらお前ら真似するだろ? ”

”まぁ一見されたところですぐに真似できるとは思えないけどな”

””なんせオレ達、親方に鍛えられたから””


あれれー? 我、シロンボー達をシケダが狩れるようにしたつもりはなかったのだが?



”誰だ? そのオヤカタというのは?!”

””親方とはカーチャンだ””

”””???(何を言っているのだ? こいつらは?)”””

”何を言っているかわからねぇと思うだろうが、オレもさっぱりわからない!”

”””自分にわからないことを人に話すんじゃない!”””


やばい、思った以上にテンちゃんアホの子でした>< 

いや、自分の言ったことがわからないと言ったことが、アホの子ではないむしろ知性がある証拠なのか?! だんだん我も混乱してきた。



”まぁいいでしょう。君等がシケダ狩りできることを証明してくれたら、我らのハラカラに近づくことを許しましょう…… 時に、君等のところのハラカラはどうした? 今はそこにはいないみたいだが? ずいぶんと痩せ衰えたようだったが…… ”

”知らねーよ!”

”親方が食っちまったんじゃねー? ”


こいつら…… 同じ白毛皮を持つ兄弟じゃないんかい! あ、そう言えばこいつらラムちゃんを虐めてたよな! あとでしごき直しジャ! 


そんで、とりあえずラムちゃんのことを気にかけていたみたいで、あの茶色い毛皮のツノウサギはいいウサギのようです。チャゲと呼んでやろう。同じ毛色のアスカ嬢もいることだし。そんで縞模様の子はゼブラ、樹皮色毛皮の子はイツキですな。レイだとかミサト嬢というのはどんな子かはわかりませんな。ましてやいわんやりっちゃんやらカヲルちゃんとやら。



”おにごなら親方が保護してるぜ!”

”あいつ、謎の美兎びじんと仲良くしてたぞ?”

”あれ、親方の関係兎かんけいしゃって言ってた!”

”おにごの言うことにゃ、かーちゃんの娘らしい……”

”なにーーーー! 親方め。後でとっちめてやらないとな!”

”先ほどから、オヤカタだのカーチャンだのと聞こえてくるが、なんの話をしている?”

”てめーらには関係のない話だってばよ”

”ふむ…… どうやらそのオヤカタとカーチャンが君たちに何かをしたらしい。となるとシケダを狩れるのは実力と言うことになるのかな? ”


チャゲはなかなかするどおます。ただ、親方とかーちゃんが同一蛇物どういつじんぶつとはわからなかったようです。




  こうして最後の狩りポイントで、なんとなく始まった狩り勝負、追放とかじゃなくて女子メスが目当てとなってしまった模様。しかし、ラムちゃんを性の対象とみているとしたら、チャゲのやつ、ひょっとして……




三時のあなた~♪

賛辞のあなた~♪

あなた~の惨事~♪


それではまたお会いしましょう サヨナラ・サヨナラ・サヨナラ (^O^)/

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