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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第8章 忘却の最果てにて
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キャプテン

WBC2023が開幕ですね^^


我特製のスッポンちゃんこをツノウサギどもにたんと食わせて…… よし! 食ったな! そしたら、赤魔法・付呪カーズ(今付けているのは不眠)を解除! さらに~


”赤魔法・入眠スリープ! 我が3・2・1起きろと言ったらすぐに起きること! ”



我の赤魔法を食らった九匹のツノウサギはメシを食らってすぐに寝てしまった。こいつら、牛になるかな?



”あの、親方様? ”


うん? ラムちゃんまで我を親方と呼ぶか? 親方様と呼ぶとうちの中で一番偉い人(お館様)と聞こえるから、さっきみたいに蛇様でいいんだぞ?



”それでは、蛇様、今ハラカラ達になにをしたのでしょう? ”


うん、メシを食わせて寝かせたな。



”それはどうしてですか?”


そりゃ、こいつらをこれから鍛えるからな。



”それなら私も一緒にお願いします! ”


うむ、その心意気やよし! メシは食ったよな? それではハラカラと共にお眠りなさい。。。赤魔法・入眠スリープ、眠れよい子よ~♪ 我が起こしたらちゃんと起きなさい…… ツノウサギたちが眠りについて辺りは静かになった…… この辺は他の生物とか魔物とかいないのかな? 夜は危険が一杯と思うのだが? とりあえず、周辺に結界を張っておきましょう。今いる辺りを中心に100m半径のエリアを技能【むすぶ】を使って結界を張ります。これで結界内の気配を探りますと…… 我の他はうんこ鳥とツノウサギ十匹と、あとなんか知らないけどじっとしている生き物がいるな…… 寝てるのかな? それなら特に問題ないが…… 








 そうこうしているうちに我の体内時計で3時間経過しました。よし、みんな起きろ起きろ!


”3・2・1! 起きろー! ジリリリリ! ジリリリリ! ジリリリリ!”



口(というか思念)で時計のベル音を真似します^^。音に釣られてかどうかはさだかでない(と言うか、赤魔法の条件付けですな)が、ツノウサギどもが球も旧都起き出しました。さて、それでは蛇の山部屋の稽古を始める! 



”稽古ってナニするんだー?”


と、一番大きなツノウサギ、テンが聞いてきます。この子らの代表なのかな? 一番大きいからこの群れの頭目、頭ですな! キャプテンです、テンだけに^^。



”うむ、まずは貴様らがどの程度動けるか知りたい! 貴様らの得意な動きはなんジャ?”

”そりゃおめー、ツノウサギの得意なことはダッシュにジャンプにぶちかましよ!”

”それでは貴様らの跳躍力を見せてみよ! 最低でも我を超える程度の技量は見せてくれることを期待する! 我を越えられることができれば、腹一杯食えることができるようになるぞ!”


そう言って我、真上にしっぽジャンプ! 5mほどは飛びあがったぞ! しゅたっと着地をしてツノウサギどもを見ると、フンスと鼻で笑われた…… そして、テンは軽くしゃがんだと思ったらぴよーーーーん! なんと我より高く飛んで見せたのだった。くそ、無魔法の全身ゴムラバーボディが使えたら、あれの十倍は飛んで見せられたのに! 悔しーです! ほぼ半数のツノウサギが我の跳んだ高さよりも高く跳ねやがった。さすが蛇の山部屋、基本はできている!



”その程度で本当に腹一杯食えるようになれるのか?”

”あやしいぜ~!”

”おれらの夢はそんなに簡単じゃないんだぜ? ”

”分かってんのか、親方よ~”


む!なんか不審がられていますな!



”よし、それでは次は我に向かってダッシュしてぶちかましをしてみせよ!”


それを聞いたテン、不敵に笑って



”聞いたか皆、今度は本当に蛇の肉が食えるぜ! ”



他の奴らもラムちゃん以外笑っておりますな。ラムちゃんはと言うと心配そうな顔をしておりますな。




”それじゃー、いくぜ!”


10mほど助走を付けてダッシュして、我に向かって頭からぶちかましをしてきました。やば! 頭にはツノがついとるじゃん! と気づいたときにはもうそこまで来ちゃってます! 我、本能の導くままに、丸まる! 


キィン! 我の背中の鱗がツノウサギのツノを弾いた音がした!


ジャン、ジャジャジャ、ジャジャジャ、ジャジャジャジャジャジャン♪


ツノウサーギ♪

皆、なにかを目指せ~♪

秘めた力 自分じゃわからないーよー♪

夢を大きく持とーぉー♪

そうだ とびきりでかくー♪ 



なんか話が迷走中です……(;^_^A



本日もお読みいただきありがとうございます。

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