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我はツチノコ  作者: あいうわをん
第8章 忘却の最果てにて
708/786

鳥瞰でーす

新章突入! 

果たして今後の展開やいかに??


誤字脱字報告ありがとうございます。適宜修正させていただきましたm(__)m

 我はツチノコである。名前は…… この際、どうでもいいでしょう^^。


 我はこの異世界でただ一匹のツチノコであーる(ただし未確認)。異世界と申しましたが、我、前世の記憶がありまして、日本という国の地方公務員だったのだ! とある休日とあるお山にハイキングしてて、うっかり崖から転落、死亡したようです…… ホントか? 最終的には異世界転移して生き返るとかじゃないよな!



 人から蛇になったものの、魔法が使えるようになった我^^。よくわからんが、土魔法は最初から使えたようです。ツチノコだからかな? 後は住んでたところが神樹と呼ばれる大木のうろの中だったようで、その木の精霊が光魔法と水魔法を我に授けてくれました^^。やったね、たえちゃん! おまけに魔法を合成して新しい魔法を作ることも教えてくれましたのだ! それはなんだか神樹の精霊の思惑ありだったようです。土魔法と光魔法、水魔法を合成! すると緑魔法になったー! この緑魔法で、神樹の種を植え、育てて欲しいって頼まれ申したよ。我、木を植える蛇です^^。その神樹さまは今はもう枯れてしまったのですが、我、遺言通り、緑魔法を使ってちゃんと次世代の神樹さまを育てております。



 次世代の神樹さまを精霊になれるまで成長させましたが、まだまだ実をつけるにはいたっておりません。なので引き続き緑魔法で成長促進……といきたかったのですが、この地にやって来た神樹の守人・エルフ族がやって来まして、別の場所に植わってる神樹さまを魔物の植物から助けて欲しいと言うてきたのですよ。我が今お世話している神樹さまは光の神樹、助けて欲しいのは風の神樹だそうです。我は光の神樹さま(その名はアシアティカ)と相談して、その風の神樹さまを助けにいくことにして、エルフ族についていくことにしました。我、1ヶ月も経たないうちに魔植を討伐し(と言うか別の所に移植しただけだが)、無事に帰ってきたのだった…… いや、無事ではないのだ! 旅の途中、水魔法とその関連魔法を使いすぎてしまった。帰って来てすぐに水魔法と関連魔法、特に緑魔法が使えなくなったのには困った! 水魔法を再び使えるようになるには…… 水の神樹さまから水結晶をもらうのが一番確実。後は水の神樹さまでなくとも、他の神樹さま(風とか土とか火の神樹さまもいるそうです)から樹液をもらえれば一時的に使えると思うのです。樹液の方は若い神樹さまだと出せないみたいですね………… 




 そんなわけで、思い立ったが吉日! 水魔法を再び使えるようになる水結晶を探しに旅に出るのです! 案内役は大きなコウノトリ、ことコウのタロー。何でも北の方で神樹さまの赤い実を食ってたらしい…… ならばそこら辺に神樹さまがいるはずなのだ! 北へ! コウのタローの首に揺り籠つけまして、我そこに乗り込みます。 飛べ、コウのタロー! コウのタローは翼を広げると風魔法を使い、一気に上昇しました。神樹さまがぐんぐん小さくなったと思ったら急に見えなくなりました。急上昇のせいというよりも我の認識阻害結界が効いてますな。視界を神樹さまの見えるところから外しまして地上全体を見るようにします。


”ぴゃーーー、この辺りの地形ってこんな風になってたんだー!”    


南北に山々が連なってますな。山々の向こうにまた山々が重なっております。山のあなたの空遠く 幸い住むと人の言う…… ああ、我ひととめゆきて、涙さしぐみかえりきぬ……… 我は泣かへんでー! 幸い(赤い実)求めてどこまでも! どうもこの辺は西の方が標高が低くなるのかな? 川? 渓流がそちらの方へ流れていってます。もちろん南北の山々から湧き出る水はそれぞれその渓流へ向かって流れますな。これがグロース・フルスの水源になってんでしょうね。知らんけど。



 もうちょっと高く飛ぶと、今度は東西に向かって大きな崖がありますな…… 手前側が森林で向こう側が白い崖のむこうには、むーん、森らしき場所はまったくありません、いや、ちょっとだけ木が生えてますね。崖下には川が流れておりまする…… あれは基本人族の村がある辺りでしょうかねぇ。シュタイルハング村の人達は元気にしてるでしょうか? 行ってみたいが、行ったら行ったであれ作れーこれ作ってーの連呼になりそうだな。今は緑魔法が使えないから、行って頼まれてもできません! 崖のこちら側には黒色土の森が広がっててそのさらに手前に迷い惑わしの森が囲まれてますねねね? あれ? なんだか迷い惑わしの森を囲むように黒色土の森がありますな。その森の形が、なんというか、鳥の形のような…… 鳥かな? 翼を広げた形で、尾っぽの部分が川筋にそって伸びてルように見えます。ナスカの地上絵っぽいですな。高いところから見なきゃこんな風になってるとは分からなかった。



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